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バンドのみんなと大学芸会 エビ中のフルバッテリー・サラウンド@幕張メッセ [エビ中-ライブレポ]

さあ、今年も大学芸会の季節がやってきました。
というわけで、少し遅くなりましたが、大学芸会レポです。

6枚目のアルバム「playlist」発売からわずか2日ということで、おそらくエビ中史上最短のスパンでの開催となった今年の大学芸会。
そんな、出来立てホヤホヤの楽曲たちがバンドサウンドで披露されるということで、あまりに期待に胸が膨らみすぎた結果、「playlist」の未披露曲は当日まで聴かずに我慢しよう!という謎のテンションになりまして。
しかも自分が行くのは2日目の21日のみなので、なるべくネタバレを避けようと情報をシャットダウンしてたのもあって、「空腹は最高のスパイスだ」とでも言わんばかりに、エビ中に飢えに飢えた状態で幕張メッセへ。

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会場到着は14時ごろ。
FC更新など諸々の所用を済ませたあとは、昨年に引き続き「また来てマチ子の、恋はもうたくさんよ」blu-rayBOXの抽選配布をさせて頂きました。
抽選方法は、去年はサイコロを使いましたが、今年はシンプルにくじ引きで。
抽選箱からステッカーを1枚引いて、当たりが出れば差し上げる、というカタチ。
ちなみにステッカーデザインは、知り合いの方に描いて頂いたんですが、これがめちゃくちゃ好評で、思ってた以上にたくさんの方にお声かけ頂きまして、用意していた6セットが、予定よりもかなり早く無くなってしまいました。
おかげで間に合わなかったという方も何人かいらっしゃって、そこだけちょっと申し訳なかったかな、と。
まあ、マチ子はまだしばらく買い続けるつもりですし、頃合いを見計らってまたやりたいと思いますので、そのときはヨロシクお願いします。
参加して頂いた方、いろいろ手伝って頂いた方、みなさんありがとうございました。

開演30分ほど前に入場。
今年はA3ブロックの8列目ということで、アリーナクラスではいままでで一番近い席なんじゃないかしら。
しかも左側が通路なので、左手首骨折してる自分にはありがたい。
バンドセットのチューニング音が漏れ聴こえたりして、期待がどんどん膨らんでいき、いよいよ響き渡るebiture。
さあ開幕だ!


M01:ebiture
M02:半世紀優等生(五五七二三二〇)
じつは情報を完全にはシャットアウトできなくて、この曲のネタバレ食らっちゃってたんで、来るぞ来るぞ…というワクワクはあったものの、やっぱり何も知らずにいきなりこれを浴びて発狂したかったなあ。
なんて、普段ブログでネタバレしまくってるくせになに言ってんだ、って感じですが笑
kenkenがどうだとか日清との契約がどうしたとか、いろいろありますが、やっぱりむちゃくちゃカッコイイですね。
幕にメンバーの影を映すという演出も、秋冬ツアーからの流れが生きてて思わずニヤリとしてしまったり。

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M03:Family Complex
いよいよメンバー登場!今年の締め括りライブはやっぱりファミコンから!
「全員踊れ!」で撃ち鳴らされた特効の火薬の匂いに包まれながら、バンドメンバーも登場。
いやもう豪華。
見た目の華やかさももちろんですが、とにかく迫りくる音、音、音。
そしてそれに負けないエビ中さんたちの力強い歌声。
こんな贅沢な音楽がこれから3時間続くとか、考えただけで幸せすぎました。

M04:イート・ザ・大目玉
バチン!と決まる大目玉ブレイクに、鳥肌が止まらない。
そりゃ、距離感もわからなくなってギプスにペンラぶつけて飛んでいきますよ(前方の人ゴメンナサイ)
ヘドバンした歌穂ちゃんの、前髪がベレー帽に乗っかっちゃっておでこ全開になってのがむちゃくちゃ可愛くて、バッチバチにカッコいい曲なのに心はメロメロでした。

M05:放課後ゲタ箱ロッケンロールMX
そこからさらに畳みかけるゲタ箱ロッケンロール。
そりゃ、距離感もわからなくなってギプスにペンラぶつけて飛んでいきますよ(2曲連続2度目)

ここで自己紹介MC
もちろん彩ちゃんも、柏木さんが代行で自己紹介。
そして、エビ中メンバーによるバンドメンバー紹介もここで。
真山さんがもう一人紹介しなきゃいけないのに、先走って次の紹介し始めちゃう、相変わらずの美怜ちゃん。可愛い。
あと、ストリングス隊の紹介で第九の一節やったもんだから、もしやこのままハイタテキか?なんてちょっとザワついたり。
バンドメンバーは、ちゅうおんのときとほぼ一緒かな。
「エビ中バンド」っていうのは、もうその時その時の暫定的な呼び名ではなくて、いわゆる固有名詞的に、メンバーが固まりつつあるのかしらね。

M06:YELL
ちゅうおんのときのBPM抑えたアレンジも良かったですが、この日のバンドアレンジも素晴らしかったです。
「ジョイフル」での推しジャンは、打点、滞空時間、ともに今季最高を更新。

M07:踊るガリ勉中学生
M08:梅
どっちもバンド編成のイメージがなかったから、意外な選曲に感じました。
このあたりのアゲ曲は、YELLのようにアレンジ変えてちゅうおうんで披露、っていうのもなかなか難しいでしょうし、すごく新鮮でした。

M09:青い青い星の名前
ここのアレンジがカッコ良かったなあ。
一番はギターのみで、次第に音が重なっていくんですが、なんというか音の足し算引き算が完璧で、正直、ずっと演奏の方に集中してた気がする笑
いや、それでも、歌穂ちゃんの落ちサビは素晴らしかったですけどね!

M10:愛のレンタル
すでに配信は始まっていましたが、ライブでは初披露。
全員がスタンドマイクで歌うという演出だったんですが、平場のライブでも同じような感じになるんですかね。
もしかしたら、まだ振りが固まってなくて、あの演出だったのかも。
いや、でも、最後の歌穂ちゃんのキメポーズが素晴らしく艶っぽかったですし、もしスタンドマイクなくても、どうにかこう上手いことできないもんですかね…。

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M11:シンガロン・シンガソン
M12:ちがうの
ツアーで何度か聴いてきましたが、バンドセットということと、アルバム発売に合わせたいろんな媒体でのインタビューでレコーディングの話なんかを見聞きしたあとだと、パフォーマンス中の視点が変わるのか、新しい発見があって面白いですね。
最後の莉子ちゃんの「wa」を効果音っぽく、とかね。
あと、個人的な感覚として、この曲って大人になったエビ中版の「誘惑したいや」なんじゃないかと。
まあ、サビのぴょんとジャンプする振りが似てるとか、その程度の感覚なんですけど。
歌詞の雰囲気も、状況としては真逆ですけど、なんだか上手く伝わらない乙女心、みたいな?
しばらくはライブでのヘビーチューンになりそうな、そんな予感がします。

M13:キャンディロッガー
歌い出しの歓声がすごかったんで、直感的に「あ、昨日とセトリ変わったんだな」と。
というか、たしかに雰囲気的にちゅうおんにはなかなか合わないとは思うものの、バンドでやってほしいと思ってた曲の上位ランクだったので、単純に嬉しかったです。
それにしても、この曲はじめ、この日のセトリはクラップ曲多めで、左手首の骨折がこんなに憎いと思ったことはないですね。
まあ、完全に自業自得なんですが…。

M14:紅の詩
M15:自由へ道連れ
案外久しぶりに聴いたなあ、なんて思って調べたら、個人的には春ツアー福岡以来なのかな。
フェスでやる分、単独ではちょっと控えめだったのかしら。
元曲が強いだけに、やっぱりバンド映えはハンパないですね。
しっかり道連れされました。

~転換VTR~
じつはここも若干のネタバレ食らってたんですが、休養中の彩ちゃんが映像で登場。
なんだろうなあ、とにかくホッとしたというのが一番ですね。
ああ、6人でしっかり歩いているんだなあ、という安心感。
そして、彩ちゃんが良いお休みを取れているんだなあ、という安堵感。

ステージが明転して衣装も変わって、ここからはしっとりと、ペンライトもコールもない、いわゆるちゅうおんスタイルのブロック。

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M16:フユコイ
この曲は初披露もバンドスタイルのキュリスマス学芸会でしたが、やっぱり生音が合うのか、曲の持つ切なさがより一層増すような気がします。
莉子ちゃんのキラーパート「好き…だよ」のあとの「きっとそれでも」の部分が、すごく柔らかい歌い方ができるようになったなあ、なんて。

M17:まっすぐ
このまっすぐもヤバかった。
なんというか、歌声に感情がこもってる、というよりは、感情の奥から自然と歌声が出ているような、そんな感じ。
最後の柏木さんの「君のため生きて」のところで若干声が裏返って、「ゆきたい」で持ち直したんだけれども、柏木さん自身は「やっちゃった」みたいな表情してて。
でもあれは技術的なミスというよりは、むしろごくごく自然な歌い方だったような気がして、直後に持ち直したところまで含めて、すごく情熱的だったなあ。

M18:星の数え方
で、そんな状態からの柏木さんの歌い出しが完璧すぎて、しばらく鳥肌が止まりませんでした。
あとね、歌穂ちゃんが良い表情するんだ…。
もちろん、普段からこの曲歌ってるときの歌穂ちゃんは素晴らしいんですけど、なにもない空間に少しずつ風景を飾り付けていくような、そんな表情と歌い方が、この日は特に素晴らしかったです。
少し微笑みながら空に視線を泳がせるその先に、満天の星空がはっきりと見えました。

M19:曇天
そしてそれは曇天でも。
この曲のときだけは小林歌穂さん一点集中でずっと見てたんですが、気づいたら自然と涙が流れてたぐらい、カンペキに引き込まれて。
表情ひとつでドラマを作り出す小林歌穂さんの背景に、鉛色の空が広がってました。

それにしても、ですよ。
よく「あんなに激しく踊りながら歌えるのはスゴイ」なんて言葉は耳にしますけど、この4曲はむしろ、なんで座ったままであれだけのパフォーマンスができるんだ、と。
ちゅうおんでもそれは実感してるはずなんですけど、まだまだ進化してる感じがする…。

そして再びVTR。
メンバーの加入当時(?)の映像が流れましたが、さすがにみんな若い。というか幼い。
柏木さんなんか、もう赤ちゃんじゃん…。
カホリコは、同じ幕張メッセで5年前に行われた9人体制ラストライブ(杏野さんは欠席)で使われたVTRだったのかな。
偶然、というより狙ったんだろうけど、「もりあがってるかまくはりー」の煽りが楽しい。
当時はライブビューイングがあったので、「もりあがってるかえいがかんー」も微笑ましい。
そして浮かび上がるHISTORYの文字。

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M20:HISTORY
6分割されたスクリーンには、彩ちゃんの姿も。
メンバー自身が作詞した曲ですし、6人で作り上げた曲は6人で歌いたい、という思いもあったんでしょうが、こうして可能な限りのベストな演出をしてくれるのは、本当に有難いです。
のちの情報によると、当初はトロッコでの演出予定だったみたいで。
キネオさんのツイートとも併せて考えると、ホントに急遽決まった演出だったんですね。
トロッコ演出というのは、たしかに、曲の成り立ちも含めてなんとなくアイマネっぽさもありますし、よりファミリーの近くで言葉を届けたいという思いもあったのかなと考えると、それはそれで悪くなかったような気もします。

M21:涙は似合わない
M22:MISSION SURVIVOR
実際のトロッコ演出はこの2曲。
そこまでのしっとりした雰囲気を一掃するミッサバの爆発力もすごかったですが、涙は似合わないが良い繋ぎになってたというか、もちろんそこまでの雰囲気もあってエモさもありつつ、この曲はやっぱり「笑え笑え」と、上を向いて笑顔で歌う曲なんだな、と。
あと、席がわりと前の方だったので、トロッコの動きに合わせてようやく会場全体を見渡すことが出来たんですが、7色のペンライトの光の海は、やっぱり素晴らしいなあ。

M23:PANDORA
M24:HOT UP!!!
ミッサバの勢いそのまま、一気にブチ上がる2曲。
HOT UPは下手したら、初披露のモリコロパーク以来の楽しさだったかもしれない。

M25:オメカシ・フィーバー
こちらも初披露となる新曲。
ここで初めて聴いたんですが、オジサン世代なのでヒゲダンスとか、ギンギラギンにさりげなくとか、途中のメロがそんな感じにしか聴こえなくなってしまった…。
いや、むちゃくちゃ楽しいですけど。
そしてリコ中山がセンターで踊ってるのは、やっぱり暴力的で素晴らしい。
脳にドンツー。

M26:元気しかない!~M27:サドンデス(メドレー)
途中の寸劇、いつものように「なんか元気なくない?」という流れから「誰が一番元気か、この曲で決めよう!」と、バンドメンバーも巻き込んでのサドンデスダンスバトルに突入!
これこれこれだよ。
この、有無を言わさずに周りを巻き込んでいく楽しさ、これがエビ中の学芸会なんすよ。

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M28:ジャンプ
柏木さんの曲振り、「10年間動かしてきたエビ中の鼓動を聞いてください」との言葉。
いままでだと、誰かに寄り添ったり、誰かに届けようという気持ちを言葉にすることが多くて、もちろんそれも素晴らしいことなんだけど、自分たちの魂を鳴らすから受け取ってくれ、というスタンスは、なんだかシビレたなあ。
もちろん、それができるだけの、曲の強さとパフォーマンスの高さがあってこそ、ですが。
時には早く、時にはゆっくりと、絶え間なく脈々と受け継いできたエビ中の心臓のドラマ。

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EN1:COLOR
ようやく、といったらアレですけど、10周年記念ソングという色から、エビ中の歌という色に定着してきた気がしますね。
そういえば、サビの交互に飛び跳ねる振りのところ、6人verだと歌穂ちゃんは裏拍で飛ぶんですけど、5人verだと表拍なので、いつもちょっとだけタイミングが合わない笑
まあ、いまだにナチュメロでもタイミング合わないんで、単純に自分のリズム感の問題なのかもしれませんが…。

EN2:永遠に中学生
ここでまさかの永中。
あれ、もしかしてアンコール2曲だけ?いや、そんなわけはないよなあ。でも、永中のあとに相応しい曲なんてまだ残ってたっけ?
なんて余計なことを考えながら肩を組んで。

EN3:なないろ
そうだよ、この曲があったじゃんか…。
一斉に広がる青の光。
聞くところによると、1日目のアンコールラストは感情電車だったみたいで、10周年イヤーの大学芸会の締めに、この両曲を持ってくるあたりが、エビ中運営の優しさというかね。

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10周年イヤーの大学芸会、アンコールを飾ったのはたむらぱん、ヒャダイン、そして池ちゃんの楽曲たち。
最新アルバム「playlist」では、まったく新しい作家陣を迎え、この先の未来を見据えた新しいエビ中を表現してて、でも少なからずそこに一抹の寂しさを感じる人もいて。
けれどもそれは、けっしてこれまでの10年を否定するということではなく、いままで歩いてきた10年という歴史をしっかりと抱えながら、どんどん表現の幅を広げていくための挑戦なんだと、この日のライブを見て確信しました。

あと、当日まで我慢した甲斐もなく(?)「playlist」の楽曲すべてを披露したわけではありませんでしたが、これはこれで良かったのかな、と。
もちろん、セトリの流れだとか、さまざまな要因で出来なかったのかもしれませんが、新曲のお披露目がメインになってしまうよりは、エビ中×バンドでいまできる最高の音楽を届けたい、という思いが伝わってきたような気もします。

今年は「10周年を振り返って」というようなインタビューも数多くあり、「昔はキレのないダンスと不安定な歌唱力をウリにしてて~」なんていうエピソードも、いまでは笑い話のようにメンバーが話してて。
とはいえそれは、数年前からメンバー自身が声に出して掲げてきた「パフォーマンス力の向上」という目標に向かって、なによりも努力したからこそで、その結果が、この日のパフォーマンスを生み出したんだと思います。

まだこの先もカウントダウン学芸会がありますし、なにより、来年3月末まで10周年イヤーは続くみたいなので、総決算という言葉はおかしいかもしれません。
それでも、アイドル10年やってきたエビ中が届ける最高の学芸会を、この日の幕張メッセで見ることが出来ました。

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本当に、最高の音楽と、最強のステージをありがとう!!!






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