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バンドのみんなと大学芸会 エビ中のフルバッテリー・サラウンド@幕張メッセ [エビ中-ライブレポ]

さあ、今年も大学芸会の季節がやってきました。
というわけで、少し遅くなりましたが、大学芸会レポです。

6枚目のアルバム「playlist」発売からわずか2日ということで、おそらくエビ中史上最短のスパンでの開催となった今年の大学芸会。
そんな、出来立てホヤホヤの楽曲たちがバンドサウンドで披露されるということで、あまりに期待に胸が膨らみすぎた結果、「playlist」の未披露曲は当日まで聴かずに我慢しよう!という謎のテンションになりまして。
しかも自分が行くのは2日目の21日のみなので、なるべくネタバレを避けようと情報をシャットダウンしてたのもあって、「空腹は最高のスパイスだ」とでも言わんばかりに、エビ中に飢えに飢えた状態で幕張メッセへ。

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会場到着は14時ごろ。
FC更新など諸々の所用を済ませたあとは、昨年に引き続き「また来てマチ子の、恋はもうたくさんよ」blu-rayBOXの抽選配布をさせて頂きました。
抽選方法は、去年はサイコロを使いましたが、今年はシンプルにくじ引きで。
抽選箱からステッカーを1枚引いて、当たりが出れば差し上げる、というカタチ。
ちなみにステッカーデザインは、知り合いの方に描いて頂いたんですが、これがめちゃくちゃ好評で、思ってた以上にたくさんの方にお声かけ頂きまして、用意していた6セットが、予定よりもかなり早く無くなってしまいました。
おかげで間に合わなかったという方も何人かいらっしゃって、そこだけちょっと申し訳なかったかな、と。
まあ、マチ子はまだしばらく買い続けるつもりですし、頃合いを見計らってまたやりたいと思いますので、そのときはヨロシクお願いします。
参加して頂いた方、いろいろ手伝って頂いた方、みなさんありがとうございました。

開演30分ほど前に入場。
今年はA3ブロックの8列目ということで、アリーナクラスではいままでで一番近い席なんじゃないかしら。
しかも左側が通路なので、左手首骨折してる自分にはありがたい。
バンドセットのチューニング音が漏れ聴こえたりして、期待がどんどん膨らんでいき、いよいよ響き渡るebiture。
さあ開幕だ!


M01:ebiture
M02:半世紀優等生(五五七二三二〇)
じつは情報を完全にはシャットアウトできなくて、この曲のネタバレ食らっちゃってたんで、来るぞ来るぞ…というワクワクはあったものの、やっぱり何も知らずにいきなりこれを浴びて発狂したかったなあ。
なんて、普段ブログでネタバレしまくってるくせになに言ってんだ、って感じですが笑
kenkenがどうだとか日清との契約がどうしたとか、いろいろありますが、やっぱりむちゃくちゃカッコイイですね。
幕にメンバーの影を映すという演出も、秋冬ツアーからの流れが生きてて思わずニヤリとしてしまったり。

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M03:Family Complex
いよいよメンバー登場!今年の締め括りライブはやっぱりファミコンから!
「全員踊れ!」で撃ち鳴らされた特効の火薬の匂いに包まれながら、バンドメンバーも登場。
いやもう豪華。
見た目の華やかさももちろんですが、とにかく迫りくる音、音、音。
そしてそれに負けないエビ中さんたちの力強い歌声。
こんな贅沢な音楽がこれから3時間続くとか、考えただけで幸せすぎました。

M04:イート・ザ・大目玉
バチン!と決まる大目玉ブレイクに、鳥肌が止まらない。
そりゃ、距離感もわからなくなってギプスにペンラぶつけて飛んでいきますよ(前方の人ゴメンナサイ)
ヘドバンした歌穂ちゃんの、前髪がベレー帽に乗っかっちゃっておでこ全開になってのがむちゃくちゃ可愛くて、バッチバチにカッコいい曲なのに心はメロメロでした。

M05:放課後ゲタ箱ロッケンロールMX
そこからさらに畳みかけるゲタ箱ロッケンロール。
そりゃ、距離感もわからなくなってギプスにペンラぶつけて飛んでいきますよ(2曲連続2度目)

ここで自己紹介MC
もちろん彩ちゃんも、柏木さんが代行で自己紹介。
そして、エビ中メンバーによるバンドメンバー紹介もここで。
真山さんがもう一人紹介しなきゃいけないのに、先走って次の紹介し始めちゃう、相変わらずの美怜ちゃん。可愛い。
あと、ストリングス隊の紹介で第九の一節やったもんだから、もしやこのままハイタテキか?なんてちょっとザワついたり。
バンドメンバーは、ちゅうおんのときとほぼ一緒かな。
「エビ中バンド」っていうのは、もうその時その時の暫定的な呼び名ではなくて、いわゆる固有名詞的に、メンバーが固まりつつあるのかしらね。

M06:YELL
ちゅうおんのときのBPM抑えたアレンジも良かったですが、この日のバンドアレンジも素晴らしかったです。
「ジョイフル」での推しジャンは、打点、滞空時間、ともに今季最高を更新。

M07:踊るガリ勉中学生
M08:梅
どっちもバンド編成のイメージがなかったから、意外な選曲に感じました。
このあたりのアゲ曲は、YELLのようにアレンジ変えてちゅうおうんで披露、っていうのもなかなか難しいでしょうし、すごく新鮮でした。

M09:青い青い星の名前
ここのアレンジがカッコ良かったなあ。
一番はギターのみで、次第に音が重なっていくんですが、なんというか音の足し算引き算が完璧で、正直、ずっと演奏の方に集中してた気がする笑
いや、それでも、歌穂ちゃんの落ちサビは素晴らしかったですけどね!

M10:愛のレンタル
すでに配信は始まっていましたが、ライブでは初披露。
全員がスタンドマイクで歌うという演出だったんですが、平場のライブでも同じような感じになるんですかね。
もしかしたら、まだ振りが固まってなくて、あの演出だったのかも。
いや、でも、最後の歌穂ちゃんのキメポーズが素晴らしく艶っぽかったですし、もしスタンドマイクなくても、どうにかこう上手いことできないもんですかね…。

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M11:シンガロン・シンガソン
M12:ちがうの
ツアーで何度か聴いてきましたが、バンドセットということと、アルバム発売に合わせたいろんな媒体でのインタビューでレコーディングの話なんかを見聞きしたあとだと、パフォーマンス中の視点が変わるのか、新しい発見があって面白いですね。
最後の莉子ちゃんの「wa」を効果音っぽく、とかね。
あと、個人的な感覚として、この曲って大人になったエビ中版の「誘惑したいや」なんじゃないかと。
まあ、サビのぴょんとジャンプする振りが似てるとか、その程度の感覚なんですけど。
歌詞の雰囲気も、状況としては真逆ですけど、なんだか上手く伝わらない乙女心、みたいな?
しばらくはライブでのヘビーチューンになりそうな、そんな予感がします。

M13:キャンディロッガー
歌い出しの歓声がすごかったんで、直感的に「あ、昨日とセトリ変わったんだな」と。
というか、たしかに雰囲気的にちゅうおんにはなかなか合わないとは思うものの、バンドでやってほしいと思ってた曲の上位ランクだったので、単純に嬉しかったです。
それにしても、この曲はじめ、この日のセトリはクラップ曲多めで、左手首の骨折がこんなに憎いと思ったことはないですね。
まあ、完全に自業自得なんですが…。

M14:紅の詩
M15:自由へ道連れ
案外久しぶりに聴いたなあ、なんて思って調べたら、個人的には春ツアー福岡以来なのかな。
フェスでやる分、単独ではちょっと控えめだったのかしら。
元曲が強いだけに、やっぱりバンド映えはハンパないですね。
しっかり道連れされました。

~転換VTR~
じつはここも若干のネタバレ食らってたんですが、休養中の彩ちゃんが映像で登場。
なんだろうなあ、とにかくホッとしたというのが一番ですね。
ああ、6人でしっかり歩いているんだなあ、という安心感。
そして、彩ちゃんが良いお休みを取れているんだなあ、という安堵感。

ステージが明転して衣装も変わって、ここからはしっとりと、ペンライトもコールもない、いわゆるちゅうおんスタイルのブロック。

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M16:フユコイ
この曲は初披露もバンドスタイルのキュリスマス学芸会でしたが、やっぱり生音が合うのか、曲の持つ切なさがより一層増すような気がします。
莉子ちゃんのキラーパート「好き…だよ」のあとの「きっとそれでも」の部分が、すごく柔らかい歌い方ができるようになったなあ、なんて。

M17:まっすぐ
このまっすぐもヤバかった。
なんというか、歌声に感情がこもってる、というよりは、感情の奥から自然と歌声が出ているような、そんな感じ。
最後の柏木さんの「君のため生きて」のところで若干声が裏返って、「ゆきたい」で持ち直したんだけれども、柏木さん自身は「やっちゃった」みたいな表情してて。
でもあれは技術的なミスというよりは、むしろごくごく自然な歌い方だったような気がして、直後に持ち直したところまで含めて、すごく情熱的だったなあ。

M18:星の数え方
で、そんな状態からの柏木さんの歌い出しが完璧すぎて、しばらく鳥肌が止まりませんでした。
あとね、歌穂ちゃんが良い表情するんだ…。
もちろん、普段からこの曲歌ってるときの歌穂ちゃんは素晴らしいんですけど、なにもない空間に少しずつ風景を飾り付けていくような、そんな表情と歌い方が、この日は特に素晴らしかったです。
少し微笑みながら空に視線を泳がせるその先に、満天の星空がはっきりと見えました。

M19:曇天
そしてそれは曇天でも。
この曲のときだけは小林歌穂さん一点集中でずっと見てたんですが、気づいたら自然と涙が流れてたぐらい、カンペキに引き込まれて。
表情ひとつでドラマを作り出す小林歌穂さんの背景に、鉛色の空が広がってました。

それにしても、ですよ。
よく「あんなに激しく踊りながら歌えるのはスゴイ」なんて言葉は耳にしますけど、この4曲はむしろ、なんで座ったままであれだけのパフォーマンスができるんだ、と。
ちゅうおんでもそれは実感してるはずなんですけど、まだまだ進化してる感じがする…。

そして再びVTR。
メンバーの加入当時(?)の映像が流れましたが、さすがにみんな若い。というか幼い。
柏木さんなんか、もう赤ちゃんじゃん…。
カホリコは、同じ幕張メッセで5年前に行われた9人体制ラストライブ(杏野さんは欠席)で使われたVTRだったのかな。
偶然、というより狙ったんだろうけど、「もりあがってるかまくはりー」の煽りが楽しい。
当時はライブビューイングがあったので、「もりあがってるかえいがかんー」も微笑ましい。
そして浮かび上がるHISTORYの文字。

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M20:HISTORY
6分割されたスクリーンには、彩ちゃんの姿も。
メンバー自身が作詞した曲ですし、6人で作り上げた曲は6人で歌いたい、という思いもあったんでしょうが、こうして可能な限りのベストな演出をしてくれるのは、本当に有難いです。
のちの情報によると、当初はトロッコでの演出予定だったみたいで。
キネオさんのツイートとも併せて考えると、ホントに急遽決まった演出だったんですね。
トロッコ演出というのは、たしかに、曲の成り立ちも含めてなんとなくアイマネっぽさもありますし、よりファミリーの近くで言葉を届けたいという思いもあったのかなと考えると、それはそれで悪くなかったような気もします。

M21:涙は似合わない
M22:MISSION SURVIVOR
実際のトロッコ演出はこの2曲。
そこまでのしっとりした雰囲気を一掃するミッサバの爆発力もすごかったですが、涙は似合わないが良い繋ぎになってたというか、もちろんそこまでの雰囲気もあってエモさもありつつ、この曲はやっぱり「笑え笑え」と、上を向いて笑顔で歌う曲なんだな、と。
あと、席がわりと前の方だったので、トロッコの動きに合わせてようやく会場全体を見渡すことが出来たんですが、7色のペンライトの光の海は、やっぱり素晴らしいなあ。

M23:PANDORA
M24:HOT UP!!!
ミッサバの勢いそのまま、一気にブチ上がる2曲。
HOT UPは下手したら、初披露のモリコロパーク以来の楽しさだったかもしれない。

M25:オメカシ・フィーバー
こちらも初披露となる新曲。
ここで初めて聴いたんですが、オジサン世代なのでヒゲダンスとか、ギンギラギンにさりげなくとか、途中のメロがそんな感じにしか聴こえなくなってしまった…。
いや、むちゃくちゃ楽しいですけど。
そしてリコ中山がセンターで踊ってるのは、やっぱり暴力的で素晴らしい。
脳にドンツー。

M26:元気しかない!~M27:サドンデス(メドレー)
途中の寸劇、いつものように「なんか元気なくない?」という流れから「誰が一番元気か、この曲で決めよう!」と、バンドメンバーも巻き込んでのサドンデスダンスバトルに突入!
これこれこれだよ。
この、有無を言わさずに周りを巻き込んでいく楽しさ、これがエビ中の学芸会なんすよ。

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M28:ジャンプ
柏木さんの曲振り、「10年間動かしてきたエビ中の鼓動を聞いてください」との言葉。
いままでだと、誰かに寄り添ったり、誰かに届けようという気持ちを言葉にすることが多くて、もちろんそれも素晴らしいことなんだけど、自分たちの魂を鳴らすから受け取ってくれ、というスタンスは、なんだかシビレたなあ。
もちろん、それができるだけの、曲の強さとパフォーマンスの高さがあってこそ、ですが。
時には早く、時にはゆっくりと、絶え間なく脈々と受け継いできたエビ中の心臓のドラマ。

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EN1:COLOR
ようやく、といったらアレですけど、10周年記念ソングという色から、エビ中の歌という色に定着してきた気がしますね。
そういえば、サビの交互に飛び跳ねる振りのところ、6人verだと歌穂ちゃんは裏拍で飛ぶんですけど、5人verだと表拍なので、いつもちょっとだけタイミングが合わない笑
まあ、いまだにナチュメロでもタイミング合わないんで、単純に自分のリズム感の問題なのかもしれませんが…。

EN2:永遠に中学生
ここでまさかの永中。
あれ、もしかしてアンコール2曲だけ?いや、そんなわけはないよなあ。でも、永中のあとに相応しい曲なんてまだ残ってたっけ?
なんて余計なことを考えながら肩を組んで。

EN3:なないろ
そうだよ、この曲があったじゃんか…。
一斉に広がる青の光。
聞くところによると、1日目のアンコールラストは感情電車だったみたいで、10周年イヤーの大学芸会の締めに、この両曲を持ってくるあたりが、エビ中運営の優しさというかね。

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10周年イヤーの大学芸会、アンコールを飾ったのはたむらぱん、ヒャダイン、そして池ちゃんの楽曲たち。
最新アルバム「playlist」では、まったく新しい作家陣を迎え、この先の未来を見据えた新しいエビ中を表現してて、でも少なからずそこに一抹の寂しさを感じる人もいて。
けれどもそれは、けっしてこれまでの10年を否定するということではなく、いままで歩いてきた10年という歴史をしっかりと抱えながら、どんどん表現の幅を広げていくための挑戦なんだと、この日のライブを見て確信しました。

あと、当日まで我慢した甲斐もなく(?)「playlist」の楽曲すべてを披露したわけではありませんでしたが、これはこれで良かったのかな、と。
もちろん、セトリの流れだとか、さまざまな要因で出来なかったのかもしれませんが、新曲のお披露目がメインになってしまうよりは、エビ中×バンドでいまできる最高の音楽を届けたい、という思いが伝わってきたような気もします。

今年は「10周年を振り返って」というようなインタビューも数多くあり、「昔はキレのないダンスと不安定な歌唱力をウリにしてて~」なんていうエピソードも、いまでは笑い話のようにメンバーが話してて。
とはいえそれは、数年前からメンバー自身が声に出して掲げてきた「パフォーマンス力の向上」という目標に向かって、なによりも努力したからこそで、その結果が、この日のパフォーマンスを生み出したんだと思います。

まだこの先もカウントダウン学芸会がありますし、なにより、来年3月末まで10周年イヤーは続くみたいなので、総決算という言葉はおかしいかもしれません。
それでも、アイドル10年やってきたエビ中が届ける最高の学芸会を、この日の幕張メッセで見ることが出来ました。

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本当に、最高の音楽と、最強のステージをありがとう!!!






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真山りか23rdBirthDay [エビ中-BirthDay]


今日は真山さん23歳の誕生日!

11月25日に初の写真集「麗花」がめでたく出版されまして、真山さん自身は「10年頑張ったご褒美に」と仰っていましたが、本当に素敵な写真集で。
10年頑張ったご褒美、というのは、真山さんなりの照れ隠しから出た言葉なのかもなのかもしれませんが、節目のご褒美にとどまらず、これからもどんどんやりたいことを叶えていってほしいと思います。
ブログでも、いろんなやりたいことを挙げてますしね。
それでもやっぱり一歩引いたところで、みんなの幸せが自分の幸せ、な感じになっちゃうんだろうなあ、なんて。

そんな真山さんが、みんな大好きなんじゃないでしょうか。

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真山さんの23歳が、素敵に輝く一年になりますように。





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私立恵比寿中学ようこそ秋冬ホールツアー2019~@札幌 [エビ中-ライブレポ]

9月20日に八王子から出港したブリリアント号も、ようやくというか、早くもというか、最後の寄港地札幌にて千穐楽を迎えました。

例によって札幌には前日の土曜日から前乗り。
セントレアで、使用機材の到着遅れによる一時間の遅延はありましたが、そこは冬の札幌行きということで、ある程度は想定内。
むしろ、そのための前乗りだし、多少遅れてもちゃんと着くなら問題なしです。
すっかり陽も落ちた札幌で、地元のファミリーさんに教えて頂いたジンギスカン屋で前夜祭と称して、お仲間と軽く飲んで。
じゃあまた明日!なんつって陽気にホテルへと戻る帰り道。

事件は起きました。

ホテルまであと数メートル、そこの角を曲がれば到着という交差点。
ふと交差点に目をやると、滑って転んだ女性がなにかを落として、そのまま歩いていこうとする姿が目に入ったんで、拾ってあげようと小走りに交差点に進入したその瞬間。

ゴーン!だか、バーン!だか、ドーン!だか、いままで経験したことのないもの凄い衝撃とともに、目の前の世界が180度ひっくり返りまして。
慌てて起き上がっても、自分がどっちから歩いてきたのかも分からないほどで、とにかく急いで歩道に避難。
アタマは大丈夫っぽい。
血も出てない。
ただ、左腕がやたら痛い。
そして悪寒。
とりあえずホテルに戻り、シャワーを浴びて、左手首がパンパンに腫れ上がってたけれど、指は動くしそこまで大怪我ではないだろうと、そのまま大人しく寝て。

翌朝。

やっぱり痛い左手。
この日は夕方のライブまで、レンタカーを借りてスキーに行こうと計画してたんですが、さすがにこの手ではどうしようかと。
レンタカーもキャンセルして大人しくしていようか、いやでも左手だけだしなあ、なんて考えながら、いちおう念のためとスマホで「札幌 整形外科」とか調べてみたものの、最初の3件ぐらいがすべて日曜休診。
とりあえずスキーの準備だけしておくかあ、なんて荷造りし始めたら、不思議とスキーモチベが高まってきてしまいまして笑

で、結果。

こんな動画も撮ったりして。

滑るのはそれほど問題なかったんですが、なんせ手に力が入らないからバックルが締められなくて、常にブーツの中で足が遊んでる状態だったのが怖かったのと、とにかくもうコケても左手だけは庇わなきゃいけないのが大変でした。
…そもそもスキー行くなよ、って話ですが。

ちなみに肝心の左手ですが、月曜に札幌から帰って病院でレントゲン撮ってもらったら、手首のところが3ヶ所折れてました。
みなさんも、冬の雪道には気をつけましょうね。


昼過ぎまで滑ったあとは、札幌に戻ってカナモトホールへ。
はい、前置きが長くなりましたが、ここからが本編ですよ。

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到着したのは開場時間も迫った16時少し前だったんですが、会場周辺はなんとなくフワフワしたようなワクワクしたような、いかにも千秋楽、という雰囲気で。
知り合いさんともご挨拶していると、飛行機で手荷物取り違えられてたり、家にチケット忘れてきたり、みんな一筋縄ではいかない模様。
これもまた千秋楽ならでは?なのかしら。

この日の席は15列目(そ列)の下手通路側。
表記の上では2階席ですが、傾斜の付いた1階席、という感じでとても見やすい。
このツアーのあれこれを回想などしていると、いつものようにライオンのキング風な音楽とともにメンバーの影が幕に映し出されて、ブリリアント号、16度目の出港です。


M01:仮契約のシンデレラ
いつにも増して元気ハツラツな感じの歌穂ちゃん。
前日にでんぱ組さんのライブに行ってたみたいですし、それが良い刺激になってたりもするのかなあ、なんて。
もちろん、千穐楽ということでテンションも高くはなってたんでしょうが、歌穂ちゃんが楽しそうにしている姿を見るだけで、こっちも楽しくなってきますね。

M02:ハイタテキ!
M03:熟女になっても
真山さんと柏木さんにとっては、この曲のセリフ部分が鬼門だったと、のちのMCで告白。
自分が見た限りでも、真山さんが2回、柏木さんが1回トチってましたからね。
真山さんは東京からずっとセリフ部分を小声で復唱してたみたいで、ようやく5回に1回は成功するようになったとのこと(少なくない?笑)
その甲斐あってか、この公演ではバッチリでした。

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M04:YELL
左手の痛みに耐え、精一杯のジョイフルジャンプ。

自己紹介タイム。
雪だるまを作ろうとしたら、雪がサラサラすぎて作れなかったという小林歌穂さん。
「作れんかった」って、なんかちょっと訛ってたのが可愛かった。

M05:未確認中学生X
M06:禁断のカルマ
M07:バタフライエフェクト
未確認、カルマ、バタエフェの3曲は、順番こそ前後していますが、4~6枚目のシングル曲で、しかもメンバー変遷を振り返るうえで重要なポイントの時期でもあったり。
未確認と梅が入れ替わってたこともありますが、梅も3枚目のシングル。
あまり深読みすると的外れになりそうですが、ここのブロックは確実になにか強いこだわりのあるブロックだったんじゃないかと、そんな気がします。

M08:シンガロン・シンガソン
M09:元気しかない!
朝からイクラ丼しか食べてない美怜ちゃんと、さっきまであったメロンがない柏木さん。
休憩タイムの「エビ中は、学芸会の王様だー」の掛け声にも、戸惑い気味の反応しかできなかった当初のころとは違い、大きなリアクションが帰って喜ぶ美怜ちゃん。
今回のツアーはMCが少なめでしたけど、そんな中でも自己紹介以外でのコール&レスポンスというか、ステージと客席のやり取りがあったのは楽しかったですね。

M10:ちがうの
一番最後の莉子ちゃんパート、いままでよりも歌い方が柔らかくなったというか、スッと力の抜けた、ある意味莉子ちゃんらしくないような歌い方で、すごく良かった。
ただ、他の人の話だと、2週間前の桐生でノドの調子が良くなくて、それがまだ影響してるからじゃないかと…。
他のパートではそこまで感じなかったので、はっきりと判断はできませんが、もし意図的なものだったとしたら、この曲がまたひとつ進化するような気がします。

M11:星の数え方

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M12:ジャンプ
横浜で初披露は目の当たりにしていますが、音源を聴きこんでから聴くと、これまたエビ中さんの生歌の鼓動といいますか、生命力の宿ったパフォーマンスに圧倒されますね。
大げさじゃなく、フリコピなんかしてないのに一番汗かきましたもの。
時期的にフェスとかあまりないですけど、年末のCDJとか、もっともっと広く遠くへ届くようにぶちかましてほしいなあ。
そして莉子ちゃんの「いまだーーっ!」
音源でも莉子ちゃんだとばっかり思ってたんですが、どうやら彩ちゃんみたいですね。
これは6人揃ったらとんでもないことになるんじゃ…。

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M13:曇天
M14:まっすぐ
M15:頑張ってる途中

スタンドマイクは真山さん…と思いきや、全員で奪い合い笑
美怜ちゃんが一度マイクを奪うも、ふたたび真山さんに奪い返され、最後は全員が手持ちのマイクで「アイドルって楽しい~~~~~~!!!!」

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M16:Lon de Don
M17:PANDORA
M18:放課後ゲタ箱ロッケンロールMX
M19:Family Complex
見たことない虫を、客席に向かって弾き飛ばす歌穂ちゃん。
受け取ったお客さんが返そうとすると「いい!要らないから!」と、全力で拒否る歌穂ちゃん。
いま配布中のフリーペーパー「skream!」のインタビューで、前の方のお客さんに表情で楽しんでもらいたい、と発言していますが、ホントにライブ中は歌穂ちゃんずっと見てても飽きないですし、そういう歌穂ちゃんのエンタメ的感性は素晴らしいと思います。

EN1:えびぞりダイアモンド!!
EN2:COLOR
EN3:永遠に中学生
アンコール3曲は、もう説明不要というかね。
今日で10周年イヤー終わりだったっけ?と勘違いしてしまうぐらい、エビ中の10年を極限にまで凝縮したような3曲で。
えびぞりでの美怜ちゃんの「ダイアモンド!!」も、COLORでの歌穂ちゃんの「悲しみの越え方くらい~」も、そして永中での全員での「安本彩花でしたーーー!」も、すべてすべて、エビ中というグループの持つ暖かさならでは、な感じがしました。
これ以上ない旅の終わり。
そして、それ以上を目指す旅の始まり。

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終演後MC。
千穐楽ということで、ツアーを振り返ってどうだったー?みたいな話をしてたら、真山さんがなにやら含み笑いを浮かべた顔で「でもこのツアーのMVPは美怜ちゃんだよねー」と。
うんうんたしかに、春は休みながらだったけど、このツアーは休むことなく完走できたし、なにより歌唱面の成長とか素晴らしかったもんなー、なんて拍手してたら、美怜ちゃんが笑いながら「違う!違うの!たぶんみんなが思ってるようなことじゃないから!」と。
???と思ってると、どうやら青森で重大事件が起こっていたようで。
その事件の詳細は、書いちゃってるメディアもありますけど、いちおう「ここだけの話」ということでしたので割愛させて頂きます。

あと、おそらくMC締めのキッカケのセリフを発するのが歌穂ちゃんの役割だったんだと思うんですけど、メンバーの会話が途切れるタイミングを見計らいながら、言おうとしては諦めて、言おうとしては諦めて…って3回ぐらい入り損ねて拗ねてた小林歌穂さん。
なんていうか、たぶん会話をぶった切っちゃってもいい流れだったとは思うんですけど、そこの気遣いというか、いじらしいほどの優しさに、また愛おしさが募ってしまいました。


ということで、およそ3ヶ月、16公演に及んだこの秋冬ツアー。
途中、彩ちゃんの体調不良による離脱があり、正直、完全燃焼かと問われると、どうしても心の奥底でまだぷすぷすと燻ぶってる部分はありますが、それでも、エビ中にしかできない、10周年のエビ中のすべてをぶつけるような、そんな船旅だったように思います。


サブタイトルに掲げられた「世界のみなさんおめでとうアイドルって楽しい」の言葉。
ツアーの趣旨説明で、柏木さんは「お祝いに参加する」と言っていました。
「お祝いする」でも「お祝いしてもらう」でもなく、お祝いに参加する。
この言葉がずっと心の縁で気になっていて、いまでも実は消化しきれていないんですが、もしかすると、おめでとうという言葉は一方通行ではない、ということなんじゃないかと。
たくさんの人にアイドルの楽しさを伝え、誰も彼もが互いにおめでとうと称えあうような、そんな素敵な旅を、ブリリアント号から下船したこれからも、エビ中は続けていくんだろうな。


来週にはアルバム「playlist」の発売。
そして大学芸会にカウントダウンライブ。
残り少ない2019年ですが、まだまだエビ中盛り上げていきますよー!







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