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私立恵比寿中学 New style 大学芸会~run in our ebichu family~ [エビ中-ライブレポ]

行ってきましたよ、エビ中の年末恒例の大学芸会へ。
今年は『私立恵比寿中学 New style 大学芸会~run in our ebichu family~』と銘打って、10月に加入したエマユナ(出席番号16番・桜井えま、出席番号17番・仲村悠菜)の初お披露目も兼ねての開催。
前日には柏木ひなたの卒業という大きな転機があって、その翌日ということで、どことなく2018年の新春大学芸会「ebichu pride」を思い起こさせるような、でもあのときとはまったく違う空気感でこの日を迎えることとなりました。

会場は、フルバッテリーサラウンドの2019年以来となる幕張メッセ。
Cブロックだったのでアリーナほぼ中央ぐらいかしら、下手のいちばん端っこという、踊るには最高だし視界もそれなりに良好な席。
ありがたいねえ。
開演前には、スクリーンにセゾンカードのコラボPR動画が流れてました。

定時よりやや遅れて、いよいよ開演。

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M01:未確認中学生X
開場前にオタクと「1曲目なんだろうねえ」「やっぱり仮契約じゃない?」なんて話をしてたんですが、オーディションのタイトルにもなってたこの曲にまったく思い至らなかった、自分の思慮の浅さよ。
いや、そんな事より。
歌い出しからエナユマちゃんの堂々とした歌声に、開始5秒で度肝を根元から引っこ抜かれてしまいまして。
youtubeの全マシMIXでレッスンの様子は何度か見てましたが、声量もリズムも音程もそのころとは比べ物にならないほど、さすがに想像のはるか上を行き過ぎてて、ずっと「マジか…」って口パクパクさせてました。
ちなみに、歌穂ちゃんの変顔も想像のはるか上を行き過ぎてて、こちらの衝撃もハンパなかったです笑(スクショ撮ったけど自重)



M02:仮契約のシンデレラ
これまたイントロからエマユナちゃんの見せどころ。
ココユノノカの3人での寸劇も良かったですけど、ここはやっぱり2人でのやりとり、というのがしっくりきますね。
後半の「私と契約してください!」を小久保さんに残したのも、すごく良かったです。

M03:売れたいエモーション!
ここで早くもトロッコ演出。
エマユナちゃん、近くで見るとむちゃくちゃ可愛い!お顔も小さい!
早めの段階でこうやってファミリーの近くまで来てくれたのは、ナイスでした。
そしてラストの「Yo!DJ!」を、えまちゃん、悠菜ちゃん、莉子ちゃんと繋いでいったんですが、可愛らしいお声のあとのクソデカ莉子ちゃんボイスに思わず爆笑。
ていうか、この2日間、莉子ちゃんの気合が凄くなかったですか?
もうホント、ちゃんとギアの歯車噛み合ってるか確認してる?って心配になるぐらいエンジン全開のパフォーマンスで、圧倒されっぱなしでした。

M04:ハイタテキ!
莉子ちゃんの「惚れた!」がキープされてたのも嬉しかったですが、個人的には、1Aパートの歌穂ちゃんフォーメーションが変わらなかったのも嬉しかったり。
歌穂ちゃんひとりだけ違う動きをしてる、というのが好きなんですよ。
変わるところと、変わらないところと。


そしてここで自己紹介。
悠菜ちゃんは、博多ローカルネタの「やー!」を取り入れたコール&レスポンス形式。
えまちゃんは会場全員で「にこーっ!」って笑顔になれるような、楽しい感じに。
ここで早くも泣き出しそうになるえまちゃんを、両脇のじいちゃんばあちゃん(まやさん&歌穂ちゃん)が優しくなだめる姿にホッコリしましたね。
そんななか安本さんが「やさしい目で見て、なんて言いません。嘘のないパフォーマンスを厳しい目で見てください」とピリッとする一言。
でもそれが自信の裏返しであることは、ここまでの4曲で十分伝わってましたよ。

M05:ハッピーエンドとそれから
M06:新未来センセーション
M07:イヤフォン・ライオット
M08:Bang Bang Beat
そんな安本さんの言葉を体現するかのように、9人時代の曲を4連発という思い切ったセトリ。
例えば8人時代以前の曲であれば、これまでも何度かパート変更もされてきましたし、新しくエマユナちゃんが入ることへの"違和感"も多少は軽減されるはずで。
それに対して9人時代の曲は、柏木さんの"穴"というものを否でも実感してしまうわけで、正直そんなに多くはセトリに入らないだろうと思ってました。
なので、このブロックだけでも相当な気合の入りようが伺えて、実際、違和感はまったく感じさせなかった10人の底力。すごい。

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ここで転換VTR。
「エビ中の個性とは何か?」をテーマに会議中のエビ中さん。
なんやかんや紆余曲折あって、「同期」がひとつのテーマだというところに辿り着き…

M09:青い青い星の名前
真山さんソロでの歌唱ということで、やはりどうしてもノドの具合を心配してしまいますが、おそらくもう具合が良いとか悪いとかではなく、新調した声帯のチューニングがまだ整ってないだけ、なんだろうな。
パフォーマンスを重ねるごとに安定してきてるのは伝わってきますし、また年末までゆっくり調整してほしいですね。
ところで、「碇ゲンドウになった気分」というのは、メンバーに伝わっていたんだろうか…?

M10:禁断のカルマ
曲前の映像演出で一瞬「ゴーストかな?」と思いましたが、なんとココユノノカの3人による禁断のカルマ!
オリジナルバージョンの振りも、歌割りも、この3人にしか出せない個性でもってしっかり表現されていて、改めてこの3人は凄いな、と。
2019年春ツアーの衣装をココユノノカが着ているというのも、なんか感慨深かったなあ。
ところで、「小久保柚乃セクシー」ってなんですか…?

M11:きゅるん
美怜ちゃんがひとりでアリーナのトロッコから登場!という演出が、2015年のビッグガレージを思い起こして「キミに39かな?」なんて思ったり。
高音から低音まで、美怜ちゃんのテクニカルシンガーっぷりを余すところなく堪能できて楽しかったですねー。
ただ、そんな美怜ちゃんはずっとベルトが気になってたようで。
トロッコのなかで隠れながらアタフタしてる美怜ちゃん、なぜか容易に想像できますね笑

M12:友情ラブレター
かほりこでの友情ラブレターはあまりに予想外過ぎて、さすがにこれはズルいってばよ。
いや、もちろん、杏野さんや裕乃さんの時代のことを知らないオタクなんですが、黄色と水色のペンライトの光の中でこの曲が歌われるということが、どういう意味があるのか、ってことぐらいはね。
アウトロでは、お互いに宛てた「ラブレター」がモニターに映し出されてましたが、お互いがともに相手のことを"相方"と表現しているのに、思わずにっこり。
テーマは"同期"なんですけど、やっぱりこの2人は"相方"なんだな。

M13:ちがうの
安本さんソロで、この選曲と、この衣装(aoop)は、マリアナ海溝よりも深い感慨深さがありましたね。
真山さんも美怜ちゃんもそうですけど、"同期"というテーマで、でもステージには自分一人で、っていう部分の難しさはあったと思いますが、それぞれの年月で積み上げてきたパフォーマンスを魅せる、というところでの表現だったのかな、と。
柏木さん企画でも「ひなたは同期だと思ってる」という言葉がありましたし、安本さんのそういう色んな想いがたっぷり詰まってたんだろうな。

M14:スーパーヒーロー
この日最大のハイライト。
ここまでの流れは分かってますから、さあ最後はエマユナの2人でなに歌うんだろうなー、なんて軽率にワクワクしてた脳みそに流れてきたイントロのストリングスに、大げさでなくマジでひっくり返りそうになりました。
この発想が出たことも、この曲を託そうと決断したのも、そしてそれを受け止めたエマユナも、すべてが素晴らしいですね。
そして2Aからメンバーが逆順に加わっていく演出は、去年のスターダストライトを踏襲していて、なにからなにまで完璧なパフォーマンスでした。
いま、ここがスタートライン。

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そして再び転換VTR。
「なにか物足りない!」と美怜ちゃんが電話した先は、エビ中バンドリーダーのshinさん。
「いまから行くよ」と二つ返事で快諾するshinさん。
ということで…

M15:CHAN-CHARA-CHAN
バンドセットで、しかも久しぶりのCHAN-CHARA-CHAN!
いやあ、やっぱり楽しいですね。
しかも1A1Bを完全に若手組に任せていて、出だしに少し音が上手く取れてないようなところもありましたが、そこでの初々しさも相まって、ホントに楽しかったです。
落ちサビ歌穂ちゃんの卓球部には、風見さんが新入部。
この曲、もっと見たいなあ。

M16:制服"報連相"ファンク
M17:HOT UP!!!
これもまた初々しさというか、個人的には初披露だったファミえん2017を彷彿とさせるような、荒々しい熱を帯びたパフォーマンスだったんじゃないかしら。
こういう曲はホント、これぐらいの刺々しさがあってちょうど良いですね。
年甲斐もなく踊り狂って、汗だくになりました。

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M18:ラブリースマイリーベイビー
からのラブスマで、ここはもうファミえん。
再びのトロッコ演出もあったんですが、エマユナちゃんの表情からは、もうすっかり緊張の色はなくなってましたね。
HOT UPで上がり切ったテンションそのまま、ただただ楽しい時間だったなあ。

M19:BUZZER BEATER
M20:曇天
10人初ステージでいきなりこれをやるか、という、この日いちばん意表を突かれた曲。
6人でも目が足りなかったのに、10人て。
とか言いながら、けっきょくは歌穂ちゃんしか見てなかったりもするんですが笑
落ちサビ「(ポケットに入れたままの)言葉をひろげてみたけど」パートからのダンスはいままで以上に妖艶で、情熱的で、完全に見とれてました。
またいつかみたいに推しカメラで全員分のダンスを見てみたいなあ。

M21:星の数え方
声の音圧が本当に凄くて、その上で、もっともっとブラッシュアップされる未来への期待も感じられるようなパフォーマンス。
まだまだ未完成。
でもその未完成な現状を「嘘のないパフォーマンス」でこの日に見せるエビ中さんの矜持が、ビンビンに伝わってきました。
エビ中さんの言う"横一列"って、結局はこういうことなんだろうな。
あとはやっぱり、2Aの柏木さんパートを歌穂ちゃんが引き継いだというのが、たまらなく嬉しかったですね。

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M22:ジャンプ
M23:君のままで
ラスト2曲に安本さんフィーチャー曲を重ねた、っていうのがまたなんとも意味深で。
これからのエビ中の"軸"というか"芯"というか"核"というか、なんだかそのどの言葉もしっくりこないですけど、でもやっぱり安本さんの"意志"が大きな支えとなっていくことを示唆するかのような…うーん…、語彙力。
や、でも、これだけの人数となるとやっぱり誰かがそのポジションに収まらないといけないわけで、方向性としてそれを示したんだと、勝手に解釈してます。
まあ、まったくの見当違いかもしれませんが。

EN1:ボイジャー
EN2:シンガロン・シンガソン
EN3:永遠に中学生
ちょっとだけ、この日はボイジャーやらずに10人での新曲の可能性も…なんて考えてましたが、さすがにそこまでは。
でも改めて、ボイジャー良い曲です。
そしてラストは、10人になっても、いくつになっても、永遠に中学生。
今年に関してはツーマンツアーで幾度となくやってますから、例年よりはレア感ないですけど、それでも久しぶりに肩を組んでみたりして。
本編ラストではこれまた久しぶりに銀テも飛んだりしてましたし、なんだか少しずつでも懐かしい景色が戻りつつあるなあと、そんなことを感じながら、この日の公演が終了。

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そんなわけで、オタクの不安や期待に対して120%の回答を叩きつけてくれた、新体制の私立恵比寿中学。

まずは新加入のエマユナ。
文中に何度も書いてますが、どれだけの努力を積み重ねてこの日の舞台に備えてきたか、もはや想像もつかないほどの、本当に心から素晴らしいパフォーマンスだったと思います。
そして、計り知れないほどのプレッシャーのなか、真山さんも言っていたように、桜井さんらしく、仲村さんらしく、しっかりと個性を出していったこの日の2人を見て、この先も絶対に大丈夫だと確信いたしました。
感情的で涙もろい桜井さん。
何事にも動じなさそうな仲村さん。
良いコンビじゃないですか。
まだまだこれから、たくさんの経験を重ねて進化していく2人が、本当に楽しみです。

そしてココユノノカ。
ここまでの1年半がもう本当に凄すぎて完全に麻痺しちゃってますが、1年半のキャリアでこの2日間を乗り切ったのは、並大抵のことではないはずで。
なんだかんだ、いちばん大変だったのはこの3人なんじゃないかしら。
エマユナの2人も、きっとココユノノカの姿勢が良いお手本になってるんだと思うし、お互いに良い方向で刺激し合ってるんだろうな。
これから少しずつ、ココユノノカとエマユナの境界線がボヤけて、5人がひとつになっていくことが、エビ中にとって明るい未来へ近づくひとつの目安になると思ってます。

そしてなんと言っても、姉さんがた5人ですよ。
ebichu prideのときとは違う、どこか余裕をも感じさせるようなパフォーマンス。
でもきっと、"柏木ひなたが抜ける"ことがどれほど大きいことかなんていうのは、長年一緒に活動してきた5人が誰よりも感じていただろうし、それでも涼しい顔で、厳しい言葉で、頼もしい背中で、そして大きな愛で、ココユノノカとエマユナを支え続けた5人には、ホント頭が上がりません。

最後のMCで真山さんが掲げた、エビ中の次なる目標。
さいたまスーパーアリーナ。

けっして小さい目標ではないですが、この日のパフォーマンス、そしてここまで積み上げてきたものを考えれば、手の届かない目標でもないはず。
ここ最近のメンバーの活動を見ていても、しっかりと活動の幅を広げる布石を打ってるように見えますし、おそらくかなり前から、メンバーとスタッフの間で目標の共有ができてたんだろうな。
歌穂ちゃんのウクレレ然り、莉子ちゃんのカメラ然り、桜木さんのグラビア然り。
もしかしたら、メンバーの相次ぐSNS開設も。
とくに桜木さんのグラビアなんて、いままでのエビ中では届かなかったところまでその名を轟かせていますし、きっとこれからは小久保さんや風見さん、そして桜井さんや仲村さんが、さらに大きな風を吹かせてくれるんじゃないかと思います。
その大きな風を帆に受けた、10人のエビ中を乗せたボイジャー号の旅路が、きっと明るい未来であることを、心から期待しています。

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逆風に立ち向かったebichu prideも。

追い風を目いっぱいに起こしたrun in our ebichu familyも。

いつだってエビ中は最強だ。


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コメント 4

ami

コメント失礼します。うやむやアウトプットさんのブログ、いつも拝読しています。突然なんですが、柏木企画や大学芸会、ひなたの卒業ライブなどは円盤化になると思いますか?わたしは、柏木企画ファイナルだけ見ることができなかったので、気になっています。
by ami (2023-01-03 03:25) 

あとむ

コメントありがとうございます。卒業ライブ&新体制大学芸会は円盤化されると思いますが、柏木企画はどうでしょう…。配信の映像素材はあるので期待はしたいですけど、可能性はかなり低いんじゃないでしょうか…。
by あとむ (2023-01-03 09:58) 

ami

返信ありがとうございます。円盤化の可能性は低そうですね。音楽ナタリーやファミリーの方のレポで想像しようと思います。卒業式も大学芸会もとても素晴らしいライブだったので、これからのエビ中を応援していこうと思います。
by ami (2023-01-03 12:17) 

あとむ

>amiさん
ぼくもただのオタクに過ぎませんので、円盤化については実際のところ何とも言えないです笑
でも、円盤化のためには"希望の声"が大きくなることが一番の近道だと思いますし、まだまだ諦めずに声を上げていきましょう!
by あとむ (2023-01-03 22:50) 

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