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私立恵比寿中学ようこそ秋冬ホールツアー2019~@札幌 [エビ中-ライブレポ]

9月20日に八王子から出港したブリリアント号も、ようやくというか、早くもというか、最後の寄港地札幌にて千穐楽を迎えました。

例によって札幌には前日の土曜日から前乗り。
セントレアで、使用機材の到着遅れによる一時間の遅延はありましたが、そこは冬の札幌行きということで、ある程度は想定内。
むしろ、そのための前乗りだし、多少遅れてもちゃんと着くなら問題なしです。
すっかり陽も落ちた札幌で、地元のファミリーさんに教えて頂いたジンギスカン屋で前夜祭と称して、お仲間と軽く飲んで。
じゃあまた明日!なんつって陽気にホテルへと戻る帰り道。

事件は起きました。

ホテルまであと数メートル、そこの角を曲がれば到着という交差点。
ふと交差点に目をやると、滑って転んだ女性がなにかを落として、そのまま歩いていこうとする姿が目に入ったんで、拾ってあげようと小走りに交差点に進入したその瞬間。

ゴーン!だか、バーン!だか、ドーン!だか、いままで経験したことのないもの凄い衝撃とともに、目の前の世界が180度ひっくり返りまして。
慌てて起き上がっても、自分がどっちから歩いてきたのかも分からないほどで、とにかく急いで歩道に避難。
アタマは大丈夫っぽい。
血も出てない。
ただ、左腕がやたら痛い。
そして悪寒。
とりあえずホテルに戻り、シャワーを浴びて、左手首がパンパンに腫れ上がってたけれど、指は動くしそこまで大怪我ではないだろうと、そのまま大人しく寝て。

翌朝。

やっぱり痛い左手。
この日は夕方のライブまで、レンタカーを借りてスキーに行こうと計画してたんですが、さすがにこの手ではどうしようかと。
レンタカーもキャンセルして大人しくしていようか、いやでも左手だけだしなあ、なんて考えながら、いちおう念のためとスマホで「札幌 整形外科」とか調べてみたものの、最初の3件ぐらいがすべて日曜休診。
とりあえずスキーの準備だけしておくかあ、なんて荷造りし始めたら、不思議とスキーモチベが高まってきてしまいまして笑

で、結果。

こんな動画も撮ったりして。

滑るのはそれほど問題なかったんですが、なんせ手に力が入らないからバックルが締められなくて、常にブーツの中で足が遊んでる状態だったのが怖かったのと、とにかくもうコケても左手だけは庇わなきゃいけないのが大変でした。
…そもそもスキー行くなよ、って話ですが。

ちなみに肝心の左手ですが、月曜に札幌から帰って病院でレントゲン撮ってもらったら、手首のところが3ヶ所折れてました。
みなさんも、冬の雪道には気をつけましょうね。


昼過ぎまで滑ったあとは、札幌に戻ってカナモトホールへ。
はい、前置きが長くなりましたが、ここからが本編ですよ。

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到着したのは開場時間も迫った16時少し前だったんですが、会場周辺はなんとなくフワフワしたようなワクワクしたような、いかにも千秋楽、という雰囲気で。
知り合いさんともご挨拶していると、飛行機で手荷物取り違えられてたり、家にチケット忘れてきたり、みんな一筋縄ではいかない模様。
これもまた千秋楽ならでは?なのかしら。

この日の席は15列目(そ列)の下手通路側。
表記の上では2階席ですが、傾斜の付いた1階席、という感じでとても見やすい。
このツアーのあれこれを回想などしていると、いつものようにライオンのキング風な音楽とともにメンバーの影が幕に映し出されて、ブリリアント号、16度目の出港です。


M01:仮契約のシンデレラ
いつにも増して元気ハツラツな感じの歌穂ちゃん。
前日にでんぱ組さんのライブに行ってたみたいですし、それが良い刺激になってたりもするのかなあ、なんて。
もちろん、千穐楽ということでテンションも高くはなってたんでしょうが、歌穂ちゃんが楽しそうにしている姿を見るだけで、こっちも楽しくなってきますね。

M02:ハイタテキ!
M03:熟女になっても
真山さんと柏木さんにとっては、この曲のセリフ部分が鬼門だったと、のちのMCで告白。
自分が見た限りでも、真山さんが2回、柏木さんが1回トチってましたからね。
真山さんは東京からずっとセリフ部分を小声で復唱してたみたいで、ようやく5回に1回は成功するようになったとのこと(少なくない?笑)
その甲斐あってか、この公演ではバッチリでした。

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M04:YELL
左手の痛みに耐え、精一杯のジョイフルジャンプ。

自己紹介タイム。
雪だるまを作ろうとしたら、雪がサラサラすぎて作れなかったという小林歌穂さん。
「作れんかった」って、なんかちょっと訛ってたのが可愛かった。

M05:未確認中学生X
M06:禁断のカルマ
M07:バタフライエフェクト
未確認、カルマ、バタエフェの3曲は、順番こそ前後していますが、4~6枚目のシングル曲で、しかもメンバー変遷を振り返るうえで重要なポイントの時期でもあったり。
未確認と梅が入れ替わってたこともありますが、梅も3枚目のシングル。
あまり深読みすると的外れになりそうですが、ここのブロックは確実になにか強いこだわりのあるブロックだったんじゃないかと、そんな気がします。

M08:シンガロン・シンガソン
M09:元気しかない!
朝からイクラ丼しか食べてない美怜ちゃんと、さっきまであったメロンがない柏木さん。
休憩タイムの「エビ中は、学芸会の王様だー」の掛け声にも、戸惑い気味の反応しかできなかった当初のころとは違い、大きなリアクションが帰って喜ぶ美怜ちゃん。
今回のツアーはMCが少なめでしたけど、そんな中でも自己紹介以外でのコール&レスポンスというか、ステージと客席のやり取りがあったのは楽しかったですね。

M10:ちがうの
一番最後の莉子ちゃんパート、いままでよりも歌い方が柔らかくなったというか、スッと力の抜けた、ある意味莉子ちゃんらしくないような歌い方で、すごく良かった。
ただ、他の人の話だと、2週間前の桐生でノドの調子が良くなくて、それがまだ影響してるからじゃないかと…。
他のパートではそこまで感じなかったので、はっきりと判断はできませんが、もし意図的なものだったとしたら、この曲がまたひとつ進化するような気がします。

M11:星の数え方

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M12:ジャンプ
横浜で初披露は目の当たりにしていますが、音源を聴きこんでから聴くと、これまたエビ中さんの生歌の鼓動といいますか、生命力の宿ったパフォーマンスに圧倒されますね。
大げさじゃなく、フリコピなんかしてないのに一番汗かきましたもの。
時期的にフェスとかあまりないですけど、年末のCDJとか、もっともっと広く遠くへ届くようにぶちかましてほしいなあ。
そして莉子ちゃんの「いまだーーっ!」
音源でも莉子ちゃんだとばっかり思ってたんですが、どうやら彩ちゃんみたいですね。
これは6人揃ったらとんでもないことになるんじゃ…。

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M13:曇天
M14:まっすぐ
M15:頑張ってる途中

スタンドマイクは真山さん…と思いきや、全員で奪い合い笑
美怜ちゃんが一度マイクを奪うも、ふたたび真山さんに奪い返され、最後は全員が手持ちのマイクで「アイドルって楽しい~~~~~~!!!!」

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M16:Lon de Don
M17:PANDORA
M18:放課後ゲタ箱ロッケンロールMX
M19:Family Complex
見たことない虫を、客席に向かって弾き飛ばす歌穂ちゃん。
受け取ったお客さんが返そうとすると「いい!要らないから!」と、全力で拒否る歌穂ちゃん。
いま配布中のフリーペーパー「skream!」のインタビューで、前の方のお客さんに表情で楽しんでもらいたい、と発言していますが、ホントにライブ中は歌穂ちゃんずっと見てても飽きないですし、そういう歌穂ちゃんのエンタメ的感性は素晴らしいと思います。

EN1:えびぞりダイアモンド!!
EN2:COLOR
EN3:永遠に中学生
アンコール3曲は、もう説明不要というかね。
今日で10周年イヤー終わりだったっけ?と勘違いしてしまうぐらい、エビ中の10年を極限にまで凝縮したような3曲で。
えびぞりでの美怜ちゃんの「ダイアモンド!!」も、COLORでの歌穂ちゃんの「悲しみの越え方くらい~」も、そして永中での全員での「安本彩花でしたーーー!」も、すべてすべて、エビ中というグループの持つ暖かさならでは、な感じがしました。
これ以上ない旅の終わり。
そして、それ以上を目指す旅の始まり。

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終演後MC。
千穐楽ということで、ツアーを振り返ってどうだったー?みたいな話をしてたら、真山さんがなにやら含み笑いを浮かべた顔で「でもこのツアーのMVPは美怜ちゃんだよねー」と。
うんうんたしかに、春は休みながらだったけど、このツアーは休むことなく完走できたし、なにより歌唱面の成長とか素晴らしかったもんなー、なんて拍手してたら、美怜ちゃんが笑いながら「違う!違うの!たぶんみんなが思ってるようなことじゃないから!」と。
???と思ってると、どうやら青森で重大事件が起こっていたようで。
その事件の詳細は、書いちゃってるメディアもありますけど、いちおう「ここだけの話」ということでしたので割愛させて頂きます。

あと、おそらくMC締めのキッカケのセリフを発するのが歌穂ちゃんの役割だったんだと思うんですけど、メンバーの会話が途切れるタイミングを見計らいながら、言おうとしては諦めて、言おうとしては諦めて…って3回ぐらい入り損ねて拗ねてた小林歌穂さん。
なんていうか、たぶん会話をぶった切っちゃってもいい流れだったとは思うんですけど、そこの気遣いというか、いじらしいほどの優しさに、また愛おしさが募ってしまいました。


ということで、およそ3ヶ月、16公演に及んだこの秋冬ツアー。
途中、彩ちゃんの体調不良による離脱があり、正直、完全燃焼かと問われると、どうしても心の奥底でまだぷすぷすと燻ぶってる部分はありますが、それでも、エビ中にしかできない、10周年のエビ中のすべてをぶつけるような、そんな船旅だったように思います。


サブタイトルに掲げられた「世界のみなさんおめでとうアイドルって楽しい」の言葉。
ツアーの趣旨説明で、柏木さんは「お祝いに参加する」と言っていました。
「お祝いする」でも「お祝いしてもらう」でもなく、お祝いに参加する。
この言葉がずっと心の縁で気になっていて、いまでも実は消化しきれていないんですが、もしかすると、おめでとうという言葉は一方通行ではない、ということなんじゃないかと。
たくさんの人にアイドルの楽しさを伝え、誰も彼もが互いにおめでとうと称えあうような、そんな素敵な旅を、ブリリアント号から下船したこれからも、エビ中は続けていくんだろうな。


来週にはアルバム「playlist」の発売。
そして大学芸会にカウントダウンライブ。
残り少ない2019年ですが、まだまだエビ中盛り上げていきますよー!







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