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私立恵比寿中学HISTORY『幸せの貼り紙はいつもどこかに』 [エビ中]

エビ中10周年を記念して、9月19日に発売となりました私立恵比寿中学HISTORY『幸せの貼り紙はいつもどこかに』
発売から一週間以上経ってようやく、読了しました。

早く読んだ方がいい、という感想をあちこちで目にしましたが、先日も書いたように、秋ツアー最初の登校となる名古屋公演はフラットな気持ちで観たい、というのもあって、3日前にようやく読み始めまして。
読み始めたらあっという間だよ、なんて声も聞かれましたが、いやいや。
各章を読むたびに、当時の映像作品を見返したくなって、一旦本を閉じてBlu-ray観て…なんてことをやってたら、読み終えるのにこんなに時間がかかってしまいました笑

ということで、読んだ感想を以下にまとめてみました。
いつも通りネタバレとか気にせず書いていきますので、未読の方はご注意ください。

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第1章「運命の始まり」
第2章「大人たちの思惑」
まずは、エビ中結成の話から。
全体の構成として、エビ中の歴史を時系列順に、メンバーはもちろんエビ中に関わったさまざまな人たちのインタビューをもとに、当時の状況や各人の心境が綴られていて、単なる記録的な読み物ではなく、エビ中の積み上げた10年という時間の重みを十分に感じられるような物語になっています。
第1章は、カホリコを除いたメンバーのスターダスト入社からエビ中加入までの話。
第2章は、"理事長"藤下さんや、藤井校長はじめスタッフのインタビュー。
どちらも、時期としては結成から2011年の秋、渋谷O-EASTでのワンマンライブぐらいまでの話になるのかな。
メンバーの加入経緯に関しては、過去のインタビューで既読のものも多かったですが、メンバー間での温度差だったり、そりゃ、思春期真っ盛りの女の子が10人も集まってみんな仲良く、なんてワケにはいかないよなあ、とは思いながらも、想像してたよりはもっと現実的でシビアなものでしたね。
いい意味で、というか、みんな普通の子供だったんだなあ、と。
第2章で綴られている、それぞれのスタッフがエビ中に関わるようになった経緯は、わりと初耳の話が多くて面白かったです。
エビ中がどうやって誕生し、成長するための根をどういう方向に張り巡らしていったのか。
正直、初心者向けというよりは、ある程度エビ中周辺のことも知った上で読んで面白い内容だと思うので、エビ中知らない人に薦めるときには「読み飛ばしてもいいよ」って言った方がいいかもしれない笑


第3章「少女たちの意思」
2011年の1stワンマンから、2014年武道館での合同出発式ごろまでの話。
第1章では現在も在籍するメンバー(真山、安本、星名、柏木)のインタビューだけでしたが、ここでは転校したメンバーの言葉を中心に、当時を振り返ってます。
インディーズ時代に転校した奏音さんに比べ、初代リーダー宮崎さんの転校がわりとあっさり書かれてて拍子抜けしましたけど、事務所に所属してる奏音さんと、芸能界から身を引いた宮崎さんとでは、立場が違いますから仕方ないですね。
そこからの、メジャーデビューするにあたってのメンバーの心境、環境の変化あたりはかなり興味深かったです。
そして、なんといっても、瑞季、杏野なつ、鈴木裕乃の転校。
第1章では書かれていなかった3人のエビ中加入の経緯から、転校を決めたきっかけ、そして転校メンバーと残留メンバーの軋轢まで、包み隠さず語られています。
現メンバーからこの当時の話を語られることは過去にもありましたが、転校した3人の言葉で語られてるというのが新鮮でしたね。
そしてそれによって、ウラとオモテというか、やっぱり片方だけの証言では全体を知ることはできなくて、転校メンバーと残留メンバーに見えてた景色の違いをひとつひとつ比べてみると、なるほどなあ、と。
自分は当時まだエビ中のことを知らなかったので、そのころの空気感のようなものは分かりませんが、ステージ上はともかく、それ以外の部分での空気感を、当時のファンの方々はどのように感じていたんでしょうか。
ただ、転校していったメンバーも、いまのエビ中を構築する大切なピースのひとつなんだ、という事実に変わりはありません。


第4章「新しい出会い」
3人の転校後、小林歌穂と中山莉子の転入に関しての話。
この章のあとにも何度か言及されてますけど、2人の加入がなければいまのエビ中はなかった、という言葉を裏付けるようなエピソードが数多く語られてます。
当時は最年長の真山さんですら18歳。
インタビューではわりと達観したような言葉が述べられてますけど、それでもやっぱり若さゆえの不安や悩みもあっただろうし、他のメンバーに至っては言うまでもなく。
そのけっして浅くはない溝を埋めた、2人の人間性。
いや、努力だろうな。
エビ中というのは、いろんな不測の事態、偶然の連続によってその都度舵を切り、なかなか思い描いたように進むことのできないグループのように思いますが、少なくともカホリコの2人、そして2人が加入したエビ中に限っては、自らの力で思い描いた方向へ未来をを切り拓いていくことができたんじゃないでしょうか。
そして、6人で続けたいという想いに応えた「DearDearDear」の話や、マネージャーの隅内さんにダンスの續先生など、大人たちの優しさも垣間見られて良かったです。
自分がエビ中を知ったのがちょうどこの時期ということ。
そしていま小林歌穂さんを推しているということ。
そんな自分にとってこの章は、やっぱり特別な想いがありますね。


第5章「連鎖する苦境」
順調に走り出した8人のエビ中の、2016年末ごろまでのお話。
音楽的な面、パフォーマンスの面で、エビ中の方向性が定まりつつある中で、順調にスキルを伸ばしていくメンバーと、それを見守る大人たちの覚悟のようなものが見えます。
いまもボイストレーナーとしてエビ中を指導してる恵美子先生も、ここで登場。
メンバーと、スタッフと、全員が前を向いて進みだした、そんなとき。
2015年末、柏木ひなたの突発性難聴。
2016年夏、小林歌穂のバセドウ病。
柏木さんの件は、いままでもいろんなところで語られることがあったので、柏木さん自身の言葉も含め、大きな驚きというようなものはありませんでしたが、入院中のメンバーとのやり取りなんかは、微笑ましく、むしろ『EVERYTHING POINT4』のような重苦しさがなかったのが印象的でした。
俺の藤井2016での『スーパーヒーロー』は、当時、批判めいた声も少なくなかったように記憶してますが、藤井校長の「負け方の美学」という言葉はともかく、あの日のエビ中はただ「勝ちたかった」わけではなく、「"スーパーヒーローで"勝ちたかった」んだなあ、と。

そして、柏木さんに比べ、あまり多く語られることのなかった歌穂ちゃんのバセドウ病ですが、思ってた以上に、かなり初期の段階から本人が前向きに捉えていたみたいで。
いや、ホントはそうじゃないのかもしれないんだろうけど、泣くときはトイレで隠れて、というエピソードからも分かるように、弱い部分は他人に見せたくないんだろうな。
現在も治療中というのは少し驚きでしたけど、柏木さんも歌穂ちゃんも、そう言ったことを全く感じさせないパフォーマンスをしているのは、素晴らしいと思います。


第6章「別れと覚悟」
そして迎える2017年2月8日。
これまで嫌というほどいろんな言葉が語られ、さまざまな感情を揺さぶられ、2年半という時間が経過したいまでも、この当時のことを語った言葉のひとつひとつは、どうしても心の深いところを突き刺すような、鈍い痛みを伴いますね。
なかでも、りななんのお母さんの言葉。
誰よりも悲しんで、誰よりも苦しんだだろうと思いますが、こうしてりななんの思い出を語って頂けること、毎月8日にはInstagramにりななんの写真をアップして頂いてること、本当に心から感謝したいと思います。
そして、りななんの訃報を伝えられたメンバーの様子も生々しくて。
自分は当時から、この悲しい事実をメンバーがどのようにして知ったんだろうかと、スタッフがどのようにして伝えたんだろうかと、それがすごく気になっていて。
くっつきブンブンが高校卒業記念の撮影をしていたこと、そして、その3人に伝えたのが隅内さんだったってことは、語弊のある言い方になりますが少しホッとしました。
もちろん、そのときの4人の悲しみや苦しみは、想像するのも憚られるほど大きなものだったでしょうし、これ以上の詳細を望みたくもないんですが、とにかく、この悲しみを、ひとりで受け止めてほしくはなかったなと。
誰かと一緒にいてほしかったなと。
ただそれだけです。

…うーん、この章はホントに、想いを言葉にするのは辛いなあ。
とにかく、書かれているすべての言葉を、大切に噛み締めて読んでください、としか。
松野莉奈がどんなに素敵な女性で、どれだけエビ中のことが好きで、どれだけたくさんの人に愛されていたのか。
もっとたくさんの人に知ってもらいたいです。


第7章「終わりなき激動」
7人で再出発した春ツアー2017、そして廣田あいかの転校。
ぁぃぁぃの言葉が、過去のインタビューからの抜粋なのは仕方ないとして、他のメンバーの言葉も、以前に「EP劇場版」を見たときに受けた印象と大きく変わることなく、おそらくこんなことを考えてたんだろうなあ、というのが可視化されたような感じ。
あのころの自分は、ぁぃぁぃの転校はそれほどピンチだと捉えていなくて。
当時のエビ中は、ぁぃぁぃがダントツの知名度で、"エビ中=変な声の子がいるグループ"という認識のされ方が一般的で、だからこそぁぃぁぃが抜けるというのは大きな痛手に間違いなはいんですが、それと同時に、"変な声の子がいるグループ"から脱却するには、これ以上ないチャンスなんじゃないかと。
もちろん、当事者のスタッフやメンバーはそんな呑気なこと考えていなかったと思いますし、次の章の話になりますが、その危機感が「ebichu pride」を生むことになったんですが。

そしてこの章では、星名さんの文春砲にも触れていて。
これがけっこう意外でしたね。
そして、メンバーが思ってた以上に激昂していたというのが、もっと意外で。
あの当時は、「このまま美怜ちゃんを許したら他のメンバーが可哀想」とか「美怜ちゃんにだけ甘すぎる」なんていう言葉を投げかけるファンもいましたが、誰よりも厳しく、誰よりも怒ってたのはメンバー自身だったっていう。
いまだにあの事件を、その後の対応も含めて非難する声を聞きますが、けっして大人の事情で有耶無耶にしたわけではなかったんだなあ、と。
メンバー同士でしっかり話し合いができてて、わだかまりがないのであれば、個人的には説明責任なんてものはクソ喰らえと思ってますので。


第8章「再びの危機」
2018年1月4日、武道館での大学芸会「ebichu pride」で6人での新たな出発。
メンバーも、このときのレッスンが一番きつかったという言葉を何度も口にしてましたが、ひとりひとりの言葉から、その凄惨さがさらに伝わってきました。
1曲目に「シンガロン・シンガソン」を持ってきたことの意味は、当時自分がそうなんじゃないだろうかと感じていたことと答え合わせをできたようで、ストンと腑に落ちました。
そして、幻の新メンバーの件。
EP劇場版ティーチインだったと思いますが、校長から初めてこの話を聞いて、そのときは「新メンバーの発表」と言っていたような気がしましたが、これを読む限りでは「新メンバーオーディションの発表」だったみたいですね。
そして、この日のパフォーマンスを見てそれを取りやめたというのは、本当に良い決断だったように思います。
それにしても、この「新メンバーオーディション」だったり、前年末のカウントダウンジャパンでの「HOT UP!!!」3連発セトリ案だったり、このころの校長がパニクって迷走してたってのがよく分かりますね笑
いや、別に非難してるわけじゃなくて、それほどまでに悩んで、なんとかしなきゃって想いが強かったんだろうなあ、と。
もし藤井校長が冷静に判断して最適手を選ぶような策士だったら、エビ中はもっと早く売れてたかもしれないけれど、ここまで魅力的なグループにはならなかっただろうなあ。

そして年末の大学芸会。
2日目のリハ中に美怜ちゃんを襲った事故ですが、怪我の具合が想像してたよりもずっと重く、読みながら背筋の凍る想いがしました。
言葉通り、一歩間違ってたら命にもかかわるほどの事故で、入院期間中の美怜ちゃんの発言を聞くと、1年と経たずにステージに立ってパフォーマンスをしているというのが、どれほど奇跡的なことなんだろうかと。
いや、奇跡っていうのも違うな。
そんなものがあるなら、事故なんて起きてほしくなかったし。
けれど、美怜ちゃんが、そして6人が、どれほどの想いを持ってステージに上がりパフォーマンスをしているのか、その事実だけでも心の底に留めておかなければと、強く思います。


第9章「夢のその先へ」
そうして10周年を迎えた私立恵比寿中学。
2019年6月22日に行われた「MUSiCフェス」の模様を中心に、メンバー6人の言葉によって、これまでの想い、そして未来への希望が綴られています。

この本を読み終えて思うのは、メンバーも、スタッフも、エビ中という場所を大切にしているということ。
エビ中には「永遠に中学生」というコンセプトがあり、それは、大人になってもエビ中のライブを見てるときだけは中学生に戻ってほしい、という思いが込められていますが、それと同じように、メンバーにとっても、いつでも戻ってこられる場所にしたいと、そう思ってるんじゃないでしょうか。
それは、いまいるメンバーも、転校していったメンバーも、そしてりななんも。
いつでも戻ってこられるように、けっして現状維持ではなく、常に変化を求め、最高を更新し続けることで、エビ中という大切な場所を守っているんじゃないかと。

自分はこの10年というエビ中の歴史の、半分も知りません。
でも、自分がエビ中ファミリーになってからの4年半だけでも、おそらく常人では経験しえないような出来事に、何度も何度もメンバーはぶつかってきました。
幸せの貼り紙はいつもどこかに。
「幸せの貼り紙はいつも背中に」というエビ中の楽曲をもじったタイトルではありますが、こんな激動の人生を歩んできたメンバー自身の幸せの貼り紙のありかを、この本を読めばほんの少しだけでも知ることが出来るんじゃないでしょうか。
6人の行く先の未来にも、たくさんの幸せの貼り紙が貼られていることを、願ってやみません。

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そして、この本をまだ読んでない人が、こんなネタバレ全開のブログを読んでくれてるとは思えませんが笑、もしこのブログを読んで少しでも興味を持っていただけたのなら、ぜひ読んでみて下さい。




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私立恵比寿中学ようこそ秋冬ホールツアー2019~@名古屋 [エビ中-ライブレポ]

先週の金曜日に八王子で幕を開けた、『私立恵比寿中学ようこそ秋冬ホールツアー2019~世界のみなさんおめでとうアイドルって楽しい~』ですが、2公演目となる名古屋公演に行ってきました。

先に言っときますが、いつも通りネタバレとか1ミリも気にせず書いてますのでご注意を。

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会場は、昨年の春ツアーと同じ日本特殊陶業市民会館
金山は遠征の方々もアクセス良くていいですね。
心配されてた天気も、物販待機の時間に多少パラパラと降ったぐらいで雨風ともにほとんど台風の影響はなく、ただ、やたら蒸し暑いというなんとも名古屋らしい気候で。
物販ではとりあえず、タオル、キーホルダー、ステッカー、10周年記念本を購入。
Tシャツはいったん様子見で、おそらく次の奈良で買います。
記念本特典の生写真は、彩ちゃん、美怜ちゃん、柏木さん。
残念ながら、ぽーちゃんは引けず。
最初は、ぽーちゃん引くまで各会場で買い続けようかと思ったんですが、この日の物販も15時前には売り切れになってたみたいですし、さすがにそんな状況で複数買いするほどの図々しさはないので、写真は知り合いと交換していただくことにしました。

物販後は、蒸し暑さを避けがてら、知り合いとご飯食べながらおしゃべりタイム。
ある程度情報は耳に入ってましたが、初日の八王子がすごく良かったとのことで、いやが上にも期待が膨らみます。

じつはこの日の座席は1階1列目
いわゆる最前列。
一昨年の春ツアー金沢、昨年の春ツアー札幌に続き、なんと3年連続でホールツアー最前列を引くという謎の席運っぷりを発揮してしまいまして。
とはいえ、一番端っこですけどね。
できればツアー中盤ぐらいが良かったなー、なんてバチ当たりなことを言って知り合いから顰蹙を買ったりしながら、さあいよいよ入場。

ステージには、真っ白な水引幕(?)にエビのマークをあしらった紋が二つ、中央には真っ赤な房で、とても和風な感じ。
開演時間になり、照明が落とされると、ebitureではなく、ライオンキングを思わせるような音楽とともに、幕に映し出されるメンバー6人の踊る影。
そして、いよいよ幕が上がる。


M01:仮契約のシンデレラ
今回のセットは、船を模したもの。
MCでの説明によると、2016年の大学芸会に登場したブリリアント号らしい。
この船に乗って、世界を旅してお祝いするというのが、このツアーのコンセプト。
ステージが進むにつれて、背景や小道具が変わっていくのも見どころですね。

M02:ハイタテキ!
ライブでやるのはけっこう久しぶりだったり。
やや抑え気味ではありましたが、美怜ちゃんもしっかりジャンプをキメてくれました。

M03:熟女になっても
ここ最近、彩ちゃんのSNS更新がないってことで不安もあったりしましたが、この日のステージを見た限りでは、なにも心配いらないような感じ。
ラップはもちろん、コール&レスポンスもビシッと決めてましたし、歌声もダンスも笑顔もいつも通りだったように思います。

ここで普段であれば自己紹介タイムなんですが、ステージも明転せず、音楽も止めることなく、いつもの自己紹介をメロディに乗せての披露。
客側もやや戸惑い気味でしたが、基本の形は変わらないのでそのうち慣れるかな。

M04:YELL
ぽーちゃんの落ちサビは、聴くほどに良くなっていきますね。
2番サビ前「ジョイフル!」では、最前にもかかわらず(だからこそ?)、かなり気合入れて飛びましたよ。

M05:金八DANCE MUSIC
サビで、目の前のお立ち台に立つ柏木さんを見るか、その奥で全力の変顔を披露するぽーちゃんを見るか、かなり心がせめぎあいました。
そういや、髪を切ってから初めて柏木さんを拝見したんですが、角度や表情によって、幼くも見えたりグッと大人っぽくも見えたり。
あと、近くで見るとやっぱりダンスがハンパない。

M06:禁断のカルマ
M07:バタフライエフェクト
M08:シンガロン・シンガソン
ラスサビ前の間奏、ラジオ体操(?)の振りをするところで真山さんが「すごーい」と声を漏らしていたのが印象的だったなあ。
最前列だと、たしかにメンバーは良く見えるんですけど、そういうペンラの動きだとか、会場の統一感を見られないのがタマにキズ。
ステージに集中してればいいんでしょうけど、やっぱりライブは演者と客で作り上げるものだと思いますし、そこを含めての現場の楽しさですから。

M09:元気しかない!
ここまで自己紹介も含め、MCもないノンストップのパフォーマンスを続けてきましたが、一番サビ終わって「ストップストップ!」のところで、音楽も完全に止めて、さらにはお客さんも全員座らせて、曲の真っ最中にまさかの休憩&MCタイム。
ただ、はっきりとしたMCタイムではなく、あくまでも曲中のコントに合わせてステージセットやツアーコンセプトの説明だったり。
ひと通り終わったところで、全員立たせて再スタート。
ちなみに美怜ちゃんは「朝からきしめんしか食べてません~」と替え歌。

M10:I’m your MANAGER!!!
M11:結ばれた想い
この曲は声にエフェクトがかかってるんですけど、それでもなおしっかりと伝わるぽーちゃんの歌声の優しさが、やっぱりこの曲の肝だなあ。
それを見越して、サビのソロがぽーちゃんだけなのかな、とか。
あと、あまり話題に上がりませんけど、柏木さん振付曲なので、今後はその辺りも少し注目して見てみたいと思います。

M12:踊るロクデナシ
M13:曇天
6人での披露は2月のFCイベント以来かな。
いま、ファンクラブ限定動画でメンバーごとの固定映像を公開してますが、6人がそれぞれにすれ違っているように、どこか絡まりあっているように、6つの物語をステージ上に組み上げていくパフォーマンスは、ホントに素晴らしいです。
八王子と名古屋では、本編のセトリに入れ替えはなかったそうですが、今後入れ替わっていくにしても、この曲だけは最後まで変えずにいてほしいですね。
それほどまでに、このツアーの肝になるパフォーマンスだと感じました。

M14:まっすぐ
そして、まっすぐがまた素晴らしかったんだ。
落ちサビからラストに向かって、6人が横一列に並んで歌い上げる姿を、ほぼ真横の角度から見るって言うのは、なんかもう言葉にならないぐらいの感動がありました。
もちろん、パフォーマンスそのものも素晴らしかったんですが、あの景色は何物にも代え難いですね。

M15:頑張ってる途中
M16:Lon de Don
ツアータイトルからすると、この曲も固定かな?
最近はあまりレギュラー的にセトリに入ることが少なかったですけど、楽しい曲なんでたくさん披露されるんであれば嬉しいです。

M17:未確認中学生X
M18:放課後ゲタ箱ロッケンロールMX
M19:Family Complex
見たことない虫に対するぽーちゃんのアクションがさらにバリエーションを増してて、この日はそっとスピーカーの上に放して、優しく手を振ってお別れ。
昔は投げ捨ててたことを思うと、どんどん扱いが優しくなっていってるような気が…愛着でも湧いてきちゃったのかしら笑
本編をこの曲で〆るのは春ツアーとパターンが一緒ですし、ここはしばらくしたら変わっていきそうな気がしないでもないですが…どうでしょう?


EN1:参枚目のタフガキ
タフガキも久しぶりだったけど、ファミコンの余韻が残ってたからなのか、踊っててやたら楽しかったですね。
途中、真山さんが軽くですけどけっこうしっかり歌詞トチってたのがマジ真山さんでしたね。

EN2:あなたのダンスで騒がしい
EN3:揚げろ!エビフライ
最後は名古屋だから、ですかね、揚げエビで締め。
タオル買っておいてよかったー。


ラストにようやくがっつりMC。
名古屋といえば、という話から、味仙の台湾ラーメンの話に。
前に特典会で名古屋に来たときに、空いた時間に全員で味仙に行ったらしく、そこで台湾ラーメンの辛さレベルMAXという"エイリアン"をみんなで食べたとのこと。
美怜「ホントにすっごく辛くて…
莉子「辛いの好きなんだけど、ひと口で汗がどばーっと出てきた
真山「口の中が大変だったよね
安本「ワタシは次の日おシリが…
真山「やめなさい
星名「やめなさい
柏木「やめなさい
柏木「でも、歌穂以外はけっこう辛党だよね
莉子「歌穂ちゃんは甘党?
小林「ワタシは…普通党。普通が一番だよ
真山「べつにワタシたち味仙からなにも貰ってないからね?笑
美怜「味仙食べたくなった人ー?
ハーイと手を挙げるオタク
美怜「いま手挙げた人、ホントに食べに行ってよね?」

というわけで、いよいよ始まった秋ツアー。
正直、スピーカーの死角になって見づらい部分もあったり、音も含め、ステージ全体を楽しめたかというと、そうでもなかった(なんていうとバチが当たりそうですが笑)ですけど、それは今後ゆっくりと楽しみたいと思います。
それよりも、エビ中さんたちの歌、ダンス、笑顔、そしてなにより、メンバーの汗や鼓動まで感じられるような距離感でツアー最初のライブを見ることができたっていうことに、ホントに感謝したいですね。
この先、パフォーマンスがどのように変化し、そして、ブリリアント号は果たしてどこへ向かい辿り着くのか。

まだまだエビ中の旅は始まったばかり!

次は奈良だ!



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私立恵比寿中学6thフルアルバム『playlist』発売決定! [エビ中]

エビ中6枚目となるアルバム『playlist』の発売が、ついに!12月11日に決定しました!
パチパチパチパチパチ!



思えば、昨年末の大学芸会で『MUSiC』の発売が発表されて、それと同時に6枚目のアルバムの発売も予告されてまして。
ただそのときには「秋口に発売予定」という発表で、なのに夏が過ぎても何の情報もなく、いまかいまかと首を長くして待っていましたが、ついに決まりましたね。
まあ、年間に2枚のアルバムを出すっていうのは、通常でもそれだけで大変なことですし、さらには10周年イヤーということで、通常よりも多忙な毎日でしたでしょうから、多少の予定変更は仕方ないかな、と。
良いものができるんであれば、いつまででも待ちますよ。

とりあえず中身としては、現時点では先行シングルの「トレンディガール」が収録されるということ以外は何もわかってない状態ですが、もう5日後には秋ツアーも始まりますし、そこで少しずつ全貌が見えてくる感じですかね。
ツアーファイナルが12月8日ということで、ツアーをすべて終えてからの発売というのは、個人的にはすごく良いと思います。

「予習をしてライブに行きたい」という気持ちも分からなくはないですが、やはり新曲は音源ではなくまずはライブで聴きたい、というのが本音ですし。
CDは"ライブの予習教材"ではなく、あくまでも、ライブで聴いたあの曲をいつでも手元に置いて聴けるもの、という感覚が自分にはあるんでしょうね。
CDよりも、ライブに重きを置いてるというか。
もちろん、そうでないという人もいっぱいいるんでしょうけど。

2年前の『エビクラシー』のときもそうでした。
それほど大きい声ではありませんでしたが、「ツアー始まってからアルバム出すなんてなに考えてるんだ?」という言葉も目にしましたし。
でも、2年前は、アルバムが出るまでの公演は新曲を聴くのが毎回楽しみでしたし、アルバム発売日には、いままでにない高揚感でCDショップに足を運び、心の底からワクワクしながらCDをプレイヤーにぶち込んだことを、いまでも鮮明に覚えています。
またあの感覚を味わえるというのは、本当に楽しみですね。
ただ、あのときは初日公演から全曲披露してましたけど、今回はどうなるんでしょうか。
ラジオなんかでのメンバーの発言を聴いていると、毎公演まったく違った形のものになる、ということらしいですし、そうなると、ちょっとずつ小出しにしていくのか…。
いずれにせよ、アルバムと同時に秋ツアーの楽しみも増えましたね!

そしてこの『playlist』、収録曲はまだ未定ですが、初回生産限定の特典だけでもう、購入必至ですよ!
まず初回生産限定盤Aには、昨年末に行われた『クリスマス大学芸会2018DAY3~スペシャルロイヤルケーキ~』のライブ映像が収録!
そして初回生産限定盤Bには、今年の6月に行われた『MUSiCフェス ~私立恵比寿中学開校10周年記念 in 赤レンガ倉庫~』のエビ中ライブ映像が収録!
クリスマス大学芸会の方は、残念ながら5人でのパフォーマンスとなったDAY3の収録となりますが、特典映像でDAY1とDAY2のユニット曲の映像も含まれるっていうのが、ちょっとは救いですかね。
ただ、6人でステージに立ったDAY1の映像を、少し前にフジNEXTで放送されてましたが、ほんの少しでも、FC限定動画とかでも、まだまだ見られる機会があると嬉しいなあ、と。
それを言い出したら、MUSiCフェスの方も、せめて他の出演アーティストさんたちとのコラボ映像も…なんて、だんだん図々しくなっていくだけなんですけどね笑

しかし、「新しいライブ円盤が出ないから、エビ中の良さを広められない!」なんて憤慨してたファミリーさんたちも、これで胸のつかえが取れたんじゃないでしょうか。
幸いなことに、2shot撮影会や3shot撮影会の特典もあるみたいですし、たくさん買うだけの口実は十分にあるわけですから。
…なんてね。


『エビクラシー』という高いハードルを越えた前作『MUSiC』。
はたして『playlist』は、どんな形で最高を更新してくれるんでしょうか。

『playlist』、12月11日発売ですよ!!!
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「playlist」スペシャルサイト




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