KUHANA！

公開初日！てことで、さっそく観てきました。



当然、故郷の桑名を舞台にした映画ってことで、ある程度の贔屓目はありますけど、面白かったですよ。
原作をすでに読んでたんで、ある程度は話の筋が分かった状態での鑑賞だったんですが、特にストーリーがもたつくような感じもなかった（というよりむしろ、本筋以外のサイドストーリー部分があまりにもダイジェスト的というか、過程をすっ飛ばしてハイライトの部分だけを切り取ってたんで、逆に原作読んでない人がどこまで理解できてたかが不安）ですし、前半の1時間はテンポ重視、後半の1時間はストーリー重視な感じで、思ってた以上に良かったです。
ポイントポイントで、笑い所、泣き所もありましたし。
そりゃあね、細かいところツッコんでたらキリがないですけど、まあ、まだ公開初日なんでこれから見るって人の方が多いでしょうし、自分の個人的な目線で変な先入観与えてもいけないですから、あまり言いませんけど。

あえて一つだけ言うなら。

東京で借金作ってやっとの思いで職を見つけたにしては、良いトコ住みすぎじゃねえ？ってことぐらいかな。

あとは、知ってる風景がたくさん出てきたってのも嬉しかったなあ。
原作読んだ感じだと、桑名市内というよりは、多度の方の風景が多めなのかなあという印象でしたけど、桑名駅前とか、九華公園とか、日永屋さんとか、馴染みのある風景が数多く出てきましたし、そういうのはやっぱりポイント高いですね。
ただ、桑名という町を全く知らない人がこの映画を見て、桑名に興味を持つかと言われれば、そのあたりの物足りなさはありますけど。

でも、監督の秦さんも力を入れてたという、子供たちのジャズ演奏の部分とか、原作読んだときには若干不安だった部分に関しては、物凄く良かった。
ラストの東海大会の演奏シーンは、素晴らしかったです。
あれが撮れただけで、この映画は十分成功と言ってもいいんじゃないですかね。

公式サイトによると、東海地区だけじゃなくて全国でもちょこちょこ上映があるみたいですし、ちょっとでも興味持たれた人は、ぜひ観てみて下さい。