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私立恵比寿中学オンライン学芸会~all of our playlist~ [エビ中-ライブレポ]

もうすっかり日が経ってしまいましたが、8月16日にエビ中初のオンライン学芸会『all of our playlist』が、GYAOにて配信されました。
本来であれば、今年の4月からの春ツアーで披露されていたであろう、アルバム「playlist」の楽曲とその世界観が、たった1回のライブでどれだけ表現されるのか。
…なーんてカタっ苦しいことを抜きにして、およそ11カ月ぶりに6人の揃う、待ちに待った待望の学芸会!
お盆休み最終日が待ち遠しすぎて、4連休が異常に長く感じるなんて嬉しい誤算もありながら、配信環境も体調も万全に整えて当日を迎えたわけですよ。

えー、ちなみに、例によってネタバレなどに配慮する器量は持ち合わせておりません。
昨日からアーカイブも公開されておりますので、こんなくだらないブログ見るぐらい時間に余裕のある方々は、すでにご覧になられてるとは思いますが、「まだ見てねえんだよ」って方は下のリンクからどうぞ。
そっちの方が時間の使い方として有益ですので。

GYAO!『私立恵比寿中学オンライン学芸会~all of our playlist~
https://gyao.yahoo.co.jp/special/st_shiritsuebichu/?source=external.official

とか言いながら、自分もまだアーカイブ見てないから、細かいところで記憶違いはあるかも。
まあ、なんか、そっちの方がライブレポっぽいっしょ(言い訳)
ていうか、ほとんどの人がライブ見てるのにレポ書く必要あるのか?
ていうか、このブログ読む人なんているのか?
…備忘録です、備忘録。

あ、あと、写真はみんな大好きナタリー様から拝借しました。
音楽ナタリー『エビ中オンライン学芸会、圧巻パフォーマンスで「playlist」の世界を表現
https://natalie.mu/music/news/392269


というわけで、まずはオープニング。
街の雑踏やら地下鉄やらの映像が淡々と流れて、なにやら物々しい雰囲気。
キネオさん、ホントこういうの好きよね。
「playlist」=生活の中のいろんなシーンで聴く音楽、みたいなイメージなのかしら。
もうちょっと明るい雰囲気でも…と思いましたが、リミックスのebitureが流れると、すっかりそんなことは忘れてワクワクが一気に高まりました。

M01:ジャンプ
いきなりサビのアカペラからという、意表を突いたスタート。
いかん、この時点ですでに涙が出そう。
6人での披露は先日のやついフェスが初でしたが、衣装やセットの世界観が加わると、曲の持つ力が最大限に引き出されるような気がしますね。
やっぱり安本さんの歌声は説得力のカタマリで、ラストの「もう一度愛を込めて」なんか、もう鳥肌モノですよ。

NATALIE_20200819_182701782.jpg

M02:響
6人でのスタートの曲ですから、再出発にももちろん欠かせない。
とはいえまさか2曲目とは!
出だしの真山さんのソロ歌唱の安定感に、ジャンプで揺さぶられまくった心が昂りながらも落ち着いていくようです。
振付をちょっとミスって照れる安本さんが可愛い。

M03:春の嵐
そしてこれまた真山さん無双タイム。
緊張感からか、はたまた気合が先走ってるのか、最初のブロックはなかなか歌声が安定しなかったメンバーも、ここでの真山さんのパフォーマンスに引っ張られるように、徐々に落ち着きを取り戻していった印象。
こういう状況での真山さんはやっぱり頼りになりますね。

M04:SHAKE!SHAKE!
ここで来ました!初披露!
それまでの重厚な雰囲気を一気に柔らかくする、小林歌穂さんの優しい歌声。
振付も可愛らしかったですし、縦一列になって歌をつないでいくCメロのフォーメーションは大好物なので、そこもポイント高かったです。
柏木さんの「わかった奴は返事しるぉぉぉぉぉ!!!」のあと、メンバーが観客を煽ってるような感じもあって、早くライブで浴びたいなあ。
そして…もうお分かりですね、「小林歌穂さんは最高なんですよ」!

MCは自己紹介タイム。
やっぱり歓声がないのは少しやりにくそうですが、なにかこう、こちらから「見てるよー」ってのが伝わるようなシステムがあると良いなあ、なんて。
たとえ画面の向こうでも、届ける相手を感じられるというのは大事でしょうから。

M05:制服"報連相"ファンク
最初のブロックから考えるとちょっと予想外のセトリで、これで展開が読めなくなりました。
ライブで披露される機会にあまり恵まれてない印象ですが、やっぱり楽しいなあ。
ここまでおとなしくライブに魅入ってましたが、自然と体が動く動く。
それにしても、改めて、2017年時点で中山さんにファンクを与えた慧眼の素晴らしさよなあ。

M06:禁断のカルマ
今回のセトリで、唯一の9人時代曲。
7年経っても色褪せないのは、もちろん曲そのものが名曲だというのに加えて、パフォーマンスによって少しずつ色付けを変えていってる、というのもあるんだろうなあ。
衣装とのマッチングも素晴らしかったですが、小林歌穂さんのインナーカラーが良いアクセントになって、それはそれは妖艶でございました。

M07:藍色のMonday
このブロックはアレですね。
「playlist」というアルバムコンセプトの境地にまで至った、これまでのエビ中の楽曲の幅広さというか、「playlist」にたどり着くまでの道筋に不可欠だった楽曲を鏤めるかのような、そんな選曲のように感じますね。
PANDORAが動なら、こっちは静。
対極にある美怜ちゃんの姫っぷりが光ります。

M08:トレンディガール
そして、たどり着いた先にある「トレンディガール」ですよ。
なかなか評価の上がらない(あくまで体感として、です)シングル曲ですが、ライブで聴くたびに「あれ、こんないい曲だったっけ?」って毎回思わされますね。
とくに何かアレンジを加えてるわけでもないのにそう感じるのは、曲自体が細かい部分までしっかりと作り込まれているからなんだろうなあ。

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M09:オメカシ・フィーバー
衣装チェンジしてのオメカシ!
画面に歌詞を映し出す演出も加わって、一気にヒートアップしましたね。
柏木さんと中山さんがパンツスタイルだったり、袖の長さだったり、いままでもメンバーごとに細かな違いのある衣装はありましたけど、ここまで特徴がはっきり分かれてるのは、あまりなかったんじゃないかしら。
それでいて統一感もあって、いつもながら素晴らしいお仕事。
しかし、前に練習用動画まで出してもらってるのに、すっかりコール忘れちゃってるなあ笑

M10:ちがうの
サビの振り、秋ツアーの頃の中山さんのちょっとぎこちない感じがけっこう好きだったんですが、さすがにスムーズになってましたね笑
Cメロ歌穂ちゃん→ユニゾン→落ちサビ柏木さんのリレーは、何度聴いても素晴らしい。
アルバムの1曲目に配置されているだけあって、この曲の惹きつける力はハンパないですね。
フェス系でもけっこう映えそうな雰囲気もありますが、どうかしら。

M11:PANDORA
そして一気にブチ上がるPANDORA。
ここでも歌詞を画面に被せる演出が施されまして、まあ、若干過剰演出気味でメンバーのお顔が見えない、という事案が発生しましたが、そこはご愛敬。
配信ライブならでは、というのを鑑みれば、許容範囲かな。
そしてみなさん仰ってますが、お立ち台の使用が「致し方ないもの」から確定演出に変わった、というのも大きいですね。
ええ、喜んで姫様の前に平伏しますとも。

M12:イート・ザ・大目玉
PANDORAからの流れでこの曲が来て時点で"間違いない"のは確実だったんですが、それ以上にパフォーマンスが素晴らしかった。
ヘッドホンで聴いてたからかしら、サビのハモリ、これがまあ絶品。
いつもはガンガン踊りまくるんですが、ちょっとそれが勿体ないと思うぐらい、「聴かせる曲」になってたのが驚きでしたね。

M13:シングルTONEでお願い
荒ぶる心を落ち着かせる、極上のシティポップ。
メンバーも少しずつステージ下に移動したり、ここからまた新しい展開を予感させるような演出もあって、この日のライブのひとつ大きなポイントだったんじゃないでしょうか。
盛り上げブロックの次の一手にこの曲を選ぶあたりが、さすがだなあ。

M14:I’ll be here
個人的には、この日のベストパフォーマンス。
というか、ちょっとレベルが違った。
もちろん、柏木さんの歌唱力を前面に押し出せる曲、というのもあるんでしょうけど、かといって柏木さん一強を感じさせないバランスの良さと言いますか。
このまま地上波ゴールデンで流しても遜色ないレベルのパフォーマンスだったように思います。
初披露でこれだから、エビ中はホントに恐ろしい。

M15:曇天
曲の強みでぐいぐい攻めてくるブロックですねー。
しかも、画面を6分割にして、メンバーをそれぞれ個別カメラで捉える演出も。
ただ、基本的には素敵な演出だと思いますが、前回のライブからのブランクや、配信ライブということを考えると、このパフォーマンスを初めて見る人も少なくないはずで、そういった方々にはこの演出の意図はちょっと伝わりにくいかな、という気も。
「それぞれの物語が複雑に交錯する」のが、このパフォーマンスの醍醐味だと個人的には思ってるので。

NATALIE_20200819_183023525.jpg

M16:自由へ道連れ
初披露のパシフィコ以来?の、振付なしフリー演技の自由へ道連れ。
あのときのセルフオマージュ的な動きもあったりして、むちゃくちゃ楽しかったです。
ただ、「振付がない方がいい」というファミリーが大多数で、なかには「振付は不要」とまで仰る方もいますが、自分はどっちも好きなんですよねー。
極端なこと言えば、振付がない方が楽しいのはこの曲だけじゃないですし。
振付が入ることで、この曲をアイドルがカバーしてるんだ、という矜持のようなものを感じたりもするんですよ。
もちろん、この日のパフォーマンスが最高だったのは言うまでもないですが。

M17:愛のレンタル
この曲のスタンドマイクも、確定演出になりそうですね。
そして、ラストの小林歌穂さんをアップで捉えるのも、今後映像として見せるときには確定演出になりそうですね笑
自分にしてみれば、あれは「惚れた!」に近い破壊力がありますよ。
けっして声は出さないですけど、無言でただただ悶えてます。

M18:HISTORY
再び画面は6分割に。これは良かった。
ここはさすがに涙を堪えることが出来なかったファミリーも多かったんじゃないかしら。
5人で披露した幕張メッセ、歌詞の意味、春ツアーの無念、いろいろな想いが重なって、自然と涙が溢れてきました。
こうして6人が笑顔でこの曲を歌ってくれる、そのありがたみがどれほど大きいものなのか、改めて感じずにはいられない、そんなパフォーマンス。

M19:星の数え方
畳みかけるようにコーラスを叩きつけてくるエビ中さん。
ただなんか、この日の歌声には、「ここまで見てくれてありがとう」という感謝の気持ちが込められていたような。そんな気がしたなあ。
これはもう、技術や経験では補えない、彼女たちの人間性というか、生まれ持った美しさから放たれる唯一無二の輝き。
映像技術や演出を超越した、声と声の重なり合い。
完璧です。

M20:サドンデス
…って、しんみりと終わらないのがエビ中さんなんですよ笑
まあそりゃ、配信ならではの手法で思いっきりふざけるなら、この曲しかないですよね。
ダンスバトルで不自然なほどの笑顔で踊り続ける小林歌穂さんに不穏な空気を感じていたら、まさかの展開に。
いやもうなんだろ、最高です。
ソーシャルディスタンスへのアンチテーゼもちょっと込めた感じの、この大人げなさが、まさにエビ中らしさだなあ、と。

M21:COLOR
この曲で締めたのも、本当にキレイな終わり方だったんじゃないかしら。
曲フリでも言ってましたが、一度ゼロになった春ツアーが、こうしてひとつの配信ライブに繋がったというのは、簡単なようでけっして当たり前ではなくて。
11年目も、いろいろ歩いていくこの6人の背中が、たくさんの笑い声に包まれていますようにと、小さな祈りを込めて配信ライブは幕を下ろしました。

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春ツアーの代替公演という位置づけだった今回の配信ライブ。
ダークな衣装に身を包み、大きな演出もなく歌の力を見せつけた前半。
衣装を変え、演出によって明るく色づけられた中盤。
そして会場全体を使って、大きく世界観を構築した後半。
それぞれに見合ったセットリスト、それぞれに見合った演出、そしてそれぞれに見合ったパフォーマンス、いままでの公演でももちろんそういう部分はあったと思いますが、ここまで鮮明に反映されたのは、珍しいんじゃないでしょうか。

そして、アンコールがなく本編だけで完結させたというのも、「playlist」の世界観をより濃いものへと色付けました。
ただ、それだけではなく、ライブは現場での体験が大事なんだと、そういう思いも込められていたような、そんな気がします。
校長も、いくつかの配信の中で「現場に来てもらうのが本来の姿で、配信というのは非常手段に過ぎない」と、そういう旨のことを言ってたように記憶していますし。
たとえ予定調和であっても、アンコールをアンコール足らしめるのは、現場での熱量のキャッチボールがあってこそ、じゃないでしょうか。

11年目の第一歩を、ようやく、大きく、たしかな足取りで踏み出した私立恵比寿中学。
素晴らしい学芸会を届けてくれた彼女たちに、もう一度、大きな愛を込めて。

NATALIE_20200817_232829838.jpg

ありがとう!






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