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ヒトラー&ペレ [日記]

昨日はエビ中のEP劇場版だったわけですが、上映が19時からだし、せっかく映画館まで行くんだからってことで、ついでと言っては何ですが、映画を2本観てきました。

「帰ってきたヒトラー」「ペレ 伝説の誕生」

ネタバレなしで書くとか気の利いたことはできないんで、見に行く予定の方はご注意を。


まずは「帰ってきたヒトラー」

Eristwiederda.jpg

ヒトラーを題材にした映画はけっこう多くて、自分もチャップリンの「独裁者」とか、「ヒトラーの贋札」、「ヒトラー最期の12日間」あたりは見たことあったんですが、これはなかなか凄い作品でしたね。
過去の作品のパロディーだったり、コメディーチックに描かれてはいるんですが、本質的な部分には、かなり恐ろしいものを感じるというか。
まあ、そもそもヒトラーを扱うって時点でタブーギリギリではあるんですが。
しかも、絶対悪としてであったり、嘲笑の対象としてでなく、むしろ同調を得る側の人間として描かれてるっていうのがね。

内容としても、「ヒトラーが現代にタイムスリップしたらどうなるか」という視点で、EUの抱える問題、難民だったり人種だったり財政だったり、そういったものにけっこう深く切り込んでいて、中盤はリアルなドキュメンタリー映画のようでもあったり、まあ、多少偏向的(もちろん意図的に、ではあるけど)な部分はあるけれども、テーマとしてはタイムリーでもあるんで、いま見ておく価値はあると思います。

かなりオススメ。


そしてもう1本、「ペレ 伝説の誕生」

pele.jpg

言わずもがな、「サッカーの王様」こと、ペレの自伝映画。
これはもう、ただただ「ペレすげー!」って言うだけの映画。
って書いちゃうとなんか皮肉っぽいですけど、まあ、こっちはまさしくドキュメンタリーというか、ノンフィクションなわけだし、いわゆる映画的な展開に欠けるのは仕方ないんですけどね。
それでも、もうちょっと抑揚が欲しかったかなあ。
なんかもう、ペレが才能だけで全てを切り開いていって、もちろん、だからこそ「伝説」たり得るんでしょうし、そこがこの映画の醍醐味だってことは分かるんですけどね。

まあ、自分は当然ペレの現役時代のプレーは見たことないですし、リアルタイムに見てた人や、サッカー詳しい人が見たらまた印象は全然違うんでしょうけど。
うーん、どうなんでしょ。

良くも悪くも、「ペレの自伝映画」以上でも以下でもなかった、というのが正直なところですね。


予告編で面白そうだったのは、「トランボ」かなあ。
公開は7月22日から、だそうです。





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コメント 2

ちーます

「帰ってきたヒトラー」、面白そうですね。設定はありがちな感じがしますが、ヒトラーという人物設定と今のEUの時勢が絡むことで、かなりヤバイ雰囲気が。これは観てみたいです!
by ちーます (2016-07-12 18:57) 

あとむ

今年観た映画の中では、いまのところ一番面白かったですね。
原作が2012年に書かれてて、撮影が2014年だってことを考えると、けっきょくここ3~4年のEUの抱える問題が、何も変わってないんだなあ、と。
時間があれば、是非観てみてください。
by あとむ (2016-07-12 22:54) 

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